旧ソロモン系貯蓄銀2行、営業停止へ | Korea Economic News by KANI

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 <金融当局が言ったとおり、しばらく貯蓄銀行構造調整による営業停止処分は行われていませんでしたが、残務整理的に2行が営業停止される可能性が高まってきました。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1381313548/199,201
199 名前:蟹 ◆Uy8zHC0F8E [sage] 投稿日:2013/10/14(月) 09:12:34.09 ID:ILSmkWKu
ヘソル・ハンウル貯蓄銀が営業停止の危機、劣後債350億ウォン被害を予想 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2013/10/13/2013101301566.html
預金保険、今月初めに不良金融機関決定事前通知
経営改善策を提出できなければ営業停止不可避
劣後債投資家1200人、350億ウォン被害予想

http://image.chosun.com/sitedata/image/201310/13/2013101301547_0.jpg

 以前はソロモン貯蓄銀行の系列だった、釜山(プサン)地域のヘソル貯蓄銀行(旧釜山ソロモン)と全北(チョンブク)地域のハンウル貯蓄銀行(旧湖南ソロモン)が不良金融機関に指定され、営業停止処分の危機に直面している。不良金融機関に指定されて経営改善命令を受ければ、一定期間内に構造調整計画や資本拡充計画を出さなければならず、これを守れなければ営業停止処分を受ける。営業停止時に劣後債投資家は保護を受けることができないが、2行の劣後債投資家は現在合計1200人、投資金額は約350億ウォンと集計された。

 14日金融業界によれば、預金保険公社は今月初めにヘソン・ハンウル貯蓄銀行を不良金融機関に指定し、2行に事前通知した。2行は先月末までに債務超過状態に陥っている。ヘソル貯蓄銀は9月末の債務合計が7366億ウォンあり、資産合計7208億ウォンより158億ウォン多く、ハンウル貯蓄銀行は債務総計(3193億ウォン)が資産総計(3163億ウォン)より30億ウォン多かった。6月末現在の国際決済銀行(BIS)自己資本比率は、ヘソル貯蓄銀-3.73%、ハンウル貯蓄銀が-1.95%で、金融当局の勧告基準である5%を大幅に下回った。

 金融委員会は‘金融産業の構造改善に関する法律’に基づき、不良金融機関に対し経営改善勧告・要求・命令を下すことになるが、2行はBIS比率がマイナスであるため、最も強力な経営改善命令を受ける展望だ。金融当局関係者は、“経営改善命令を受けた不良金融機関は、非核心資産売却、構造調整計画、資本拡充計画などを提出するべきだが、2行は(破産宣告を受けた)ソロモン貯蓄銀行が100%を保有しているため、資本拡充余力がないものと見られる”と話した。構造調整および資本拡充計画案を提出する期間は金融委が決めるが、一般的に1~2ヶ月だ。

 2行が資本拡充など経営改善命令を履行できなければ、営業停止とともに既存契約は預金保険のブリッジ貯蓄銀行(営業停止された不良貯蓄銀行を処理するために設立された臨時貯蓄銀行)へ移転する。この場合元利金合計5000万ウォン以下の預金は正常取り引きが可能だが、元利金5000万ウォン以上と劣後債投資家は被害が避けられない。

 預金保険によれば、ヘソル貯蓄銀は約900人が250億ウォンの劣後債を、ハンウル貯蓄銀行は約300人が100億ウォンの劣後債を投資している。これら劣後債の相当数は満期が来年に到来する。金融当局関係者は“営業停止になれば、劣後債投資家は保護を受けることができない”と話した。2行には5000万ウォン超過預金者は殆どいないことが分かった。

 ヘソル・ハンウル貯蓄銀行が営業停止をむかえることになれば、2011年以降に営業停止された貯蓄銀行は27行から29行に増えることになる。これら2行は親会社であるソロモン貯蓄銀行が昨年5月営業停止されたが、独立法人として経営されていたので営業を続けてきた。ソロモン貯蓄銀行の大株主になった預金保険は、昨年11月に2行の社名を変更して保有株売却を推進してきたが失敗に終わった。

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 <BIS自己資本比率がマイナスで、債務超過状態であると。前例から見て営業停止処分への道を邁進していますね。

 今回営業停止処分の可能性が浮上した2行は、親会社であるソロモン貯蓄銀行が破綻したために、ソロモン貯蓄銀行の経営権を委譲された預金保険公社が100%を保有することになりました。この構造はトマト貯蓄銀行と系列のトマト2貯蓄銀行と同一です。支配構造はあっても経営が分離されていたためにそのまま営業を続けていたのですが、預金保険の経営改善と売却作業が失敗して、不良金融機関指定を免れなくなったというわけです。他に株主がいれば増資の交渉もできたでしょうが、なにしろ100%を預金保険が保有していますので、預金保険が資金を集めて金融機関を存続させてしまっては、公的資金で金融機関を救済することとの違いがわからなくなります。

 繰り返しになりますが、韓国の貯蓄銀行はもともと小規模な地域相互金融であり、日本では今は消滅した相互銀行や第二地銀、信金・信組相当の金融機関です。そのような見方をすれば大したことはないように感じますが、破綻した数と不良債権額が尋常ではないために、預金保険を赤字に陥らせるほどになったのです。

 この赤字に預金保険は頭を抱えていたのでしょう。来年から預金保険料率を変更することを決定しました。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1380434403/235
235 名前:蟹(極東wktk産) ◆Uy8zHC0F8E [sage] 投稿日:2013/10/04(金) 10:15:16.20 ID:fLlUaXRL
貯蓄銀預金保険料率、来年から0.38%、0.40%、0404%の3段階に差別化 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2013/10/04/2013100400712.html

 現在すべての貯蓄銀行で同一に適用されている預金保険料率(0.40%)が、来年から財務健全性などにより0.38%と0.40%、0.404%に差別化される予定だ。

 4日金融業界によれば、預金保険公社は貯蓄銀行の預金保険料率を来年以降に納付義務が発生する保険料分から、財務状態と経営実績、非財務指標により3段階で差別化して賦課する予定だ。不良リスクが高い貯蓄銀行の保険料率は0.404%に高まる反面、安全な貯蓄銀行は0.38%に低くなる。中間水準は現行通り0.40%の保険料率を適用する。

 預金保険公社は2013年会計年度(2013年7月~2014年6月)の経営実績、財務状態などを基準として、来年から適用する貯蓄銀行別等級を算定する計画だ。金融監督当局から懲戒など制裁を受けた場合は減点対象になる。等級評価は絶対評価でなされて、貯蓄銀行ごとの評価結果と等級は預金保険公社と該当金融会社だけ知ることが出来て、営業や広報用目的で使うことはできない。貯蓄銀行の預金保険料は会計年度締切後6ヶ月以内に納付することになっている。

 預金保険料率の差別化は、2011年不良貯蓄銀行事態などを経て、財政状態が健全な金融会社とそうではないところが同じ保険料を支払うことには問題があるという指摘が提起されたことによるものだ。現在の業態別の預金保険料率は、銀行0.08%、保険会社0.15%、総合金融0.15%、相互貯蓄銀行0.40%(預金貸出額平均残高基準)で、同じ業態ならば金融会社の状態と関係なく同じ料率を適用されている。しかし来年からは各業態によって差別化された預金保険料率が決められる。

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 <なるほど。納得できないこともないのですが、現状でも銀行の5倍の保険料とはどういうことでしょう。金利の高さをリスクの高さと見れば、貯蓄銀行は今まででも十分危険だったということになってしまいます。

 相次いだ貯蓄銀行営業停止と破綻によって預金者が学習したのか、今回営業停止可能性が高まった2行の預金者に、預金保護対象を越える元利合計5000万ウォン以上の預金者はほとんどいない模様です。

 ワタクシも学習して、貯蓄銀行が債務超過であったりBIS自己資本比率がマイナスでもぜんぜん驚かなくなりましたが、ワタクシも異常な現象に慣れつつあるのでしょうか。


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