ルノー三星は、ルノー・日産のカモ? | Korea Economic News by KANI

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韓国経済を主題に日本語では報道されていないニュースを紹介します

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 <4月9日のエントリー「自動車業界の七転八倒」 で、ルノー三星の不調についてお伝えしました。不調の分析記事が入ってきましたので、お伝えします。

http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1333395892/170-171
170 名前:蟹 ◆M6A1eiUUqQ [sage] 投稿日:2012/04/12(木) 10:20:15.47 ID:JVAP845H
新型SM7販売不調でルノー三星非常経営 【朝鮮日報 biz.chosun.com】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2012/04/11/2012041102446.html
販売台数、グレンジャーの12分の1
ライン一時休止し、店舗撤収も
日本製部品に依存する高コスト構造と、仏ルノーにロイヤリティー負担も
昨年10月就任プロポ社長"国産化率高めて原価縮小する"

 ルノー三星が販売不振に陥っている。短期間に脱け出せる兆しが見られないという観測が多い。在庫が増えたために、今月に入って平日の工場稼動を三日間中断すると明らかにしている。このニュースが消費者に伝わったことで、販売がさらに落ちる悪循環を見せている。
 ルノー三星は3月、内需4788台輸出8143台の1万2931台を販売した。昨年3月に比べそれぞれ42%と43%下がっている。車が売れないためにソウル江南(カンナム)の大型売り場も相次いで閉鎖されている。ルノー三星ナ・キソン専務は、"一時的販売不振を克服するために、全社的に努力を注いでいる"として、"成果が出てくる時まで少しだけ見守ってくれ"と話した。

◇製品が消費者の目の高さに合わず
 ルノー三星車が売れない理由は、第一に製品競争力弱化だ。1998年の三星自動車時代に登場した初代SM5は、競争モデルだった現代車ソナタ3に対して圧倒的優位を見せたが、今は逆転している。昨年8月に発売された新型SM7は、後席空間の快適さや静粛性で高い評価を受けたが、現代車の物量攻勢、輸入車のプレミアム マーケティングを防ぐには不足していたという指摘だ。競争モデルのグレンジャーに比べて最高出力と燃費も10~15%落ちる。デザイン完成度が韓国消費者を満足させるには力不足という意見もある。
 SM7の今年の月間販売は600~700台に留まっている。発売されて1年を過ぎた現代車グレンジャーが、相変らず月8000台を維持していることと比較すると残念な水準だ。SM7は母体(親企業)のルノー車を基本に作られたが、ルノー三星が完全に新しく開発したという。したがって韓国で月3000台は売れなければ開発費や追加開発資金の回収が出来ない。

http://image.chosun.com/sitedata/image/201204/12/2012041200776_0.jpg

◇独自開発限界…新任社長"国産化努力"
 構造的限界が、販売不振を自ら招いたという指摘もある。現代車はすべての業務をソウル本社で統合進行するために意志決定がはやく、投資集中力が高い。反面ルノー三星は、研究所長がエンジニアを1人採用しようとしても本社(ルノー)の許可が必要で、1~2ヶ月待つのは普通だ。
 ルノー・日産の技術を購入しているために技術料支払も多く、韓国エンジニアの独自性が減る問題も大きい。2000年以降にルノー・日産がルノー三星から受け取ったロイヤリティーは4944億ウォンに達し、ルノーが2000年に三星自動車(現ルノー三星)引き受けに投じた現金2090億ウォンの2.4倍に該当する。エンジン・変速機など高価な部品を日本から輸入しているため、円高にともなう費用上昇も問題だ。昨年末設立されたルノー三星労組などでは、'ルノーグループがルノー三星でロイヤリティーだけ手にして、現地化や高費用構造改善を冷遇する食い逃げ行為を行っている'という趣旨で批判している。
 しかし、これをルノーの責任だと押し付けることも難しい。ルノー三星はルノーが80%を保有するフランス系企業であり、ルノーがグループ全体に利益になる費用構造を作ることは当然でもある。
 昨年10月就任したフランソワ プロポ社長は、ルノー三星の構造的な高費用構造に問題があるということを認識して、国産化を通じて原価を低くする作業を進行中だ。日本から輸入しているSM3用エンジンは、今年8月から国内生産に変わる。これを通じて国産化率を現在の60%から80%に高める計画だ。

◇第3四半期に部分変更モデル発売… '差別化'に悩むべき
 ルノー三星は2014年まで新車投入予定がない。ただし今年第3四半期にSM3とSM5の部分変更(フェースリフト)があるだけだ。したがってルノー三星の主力2車種のデザイン変更が、国内消費者にある程度アピールできるかが販売回復の鍵だ。
 シン・ジョングアンKB投資証券首席研究員は、"国内外消費者の選択を受けることができる、差別化された魅力的な商品を作り出すのと同時に、日本に主要部品を依存する高費用構造を変えること以外、他に方法がない"と話した。

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 <さて、日本から輸入しているSM3用エンジンの国産品切り替えですが、ライセンス品だと見るのが妥当でしょうね。資源原材料高の現状、どれほど安くなるのか疑問です。関税分ぐらいは安くなるとは思いますが、月間生産能力と見合った需要があるのでしょうか。また、その精度や歩留まりは?日本性は高いというだけならとっくに切り替えていておかしくないはずです。
 差別化された魅力といえば、ワタクシ個人的にはルノーのKANGOOが気に入っています。日産Cubeも人気を博したそうですし、これぐらい思い切ったほうがイケると思います。