年末の医療大麻ゼミナールで出た話ですが、オフレコなのかと書かなかった内容を、磯貝久さん本人がFBで明かしていたので、ご紹介します。
https://www.facebook.com/hisashi2012

あと、メキシコでの解禁情報もそのあと載せます。


まずは磯貝さんの記事から。


世界で初めての医療大麻トライアルがオーストラリアで始まります。

来月に法改正の発表があり、3月より国指定の病院にて医療大麻薬の使用が認められます。
先ずは、僕らが住むニューサウルス ウェールズ州からのスタート。
医療大麻ジャーナリストの特権で一年以上前から情報を掴み、3000Km離れたクイーンズランド州はポートダグラスより、トライアルに参加する為に家族でニンビンに引越してきました。

当初はトライアルの為のケアラーライセンスを取るつもりでいましたが、出会いや流れで、大麻栽培免許/取り扱い免許を取得し、今に至る訳なんです。
合法化に近付きメディアでもバンバン情報が流れているので、もう今では免許取りたい人々で溢れ、取得はかなり難しくなっているようです。
仲間も数名落とされました…
僕はギリギリ滑り込みセーフでした。

先ずはてんかんに苦しむ子供達と、ニューキャッスルの病院では、30種の指定疾患患者によるベポライザーを使ったトライアルがスタート。
GW Pharmaceutical(大塚製薬)の医療大麻新薬Epidiolex(CBD/CBDV)が使用されます。

オーストラリアでも水面下で今月から3箇所でトライアル用に栽培が始まっていて、
半年くらい後に遅れてMade in オーストラリアな医療大麻薬が出てきて、ガンやエイズ、痛みに苦しむ多くの人々がトライアルに参加できる様になると思います。

勿論、日本人も受け入れられる様に動いています。医療大麻が学べる学校とトリートメントセンターを作るのが僕の夢です。実はこの動きは3年前から始めていました。
ビザの事や将来に繋がる資格を取れる様に、どれもこの国始まって以来の申し出ばかりしているので、壁が高く中々事が進みませんが、諦めず根気強くやっていきたいと思います。

株式会社を去年の12月11日の新月の日に立ち上げました。
会社名はCANNABIRD Pty Ltd(株式会社カンナバード)です。
病気に苦しむ人々が、大空を自由に飛び回る鳥の如く、また羽ばたける日が来ますように。
との想いを込めこの名を付けました。
医療大麻エデュケーションに力を入れた新しいメディア的なホームページも作成しています。そちらも楽しみにしていて下さい。
これからも応援の程、よろしくお願い致します。


抜粋終了

ガンの種類やてんかんなどの症状ごとにオイルの抽出方法を変えて、より効果的なオイルをつくることによって、ガンやてんかんが完治するケースもあるようです。(磯貝さんは医者ではないので、オイルづくりや処方はできません)

通常の大麻吸引では、痛みや食欲不振を抑えて緩やかに改善させたり、症状を抑えるくらいでなかなか完治まではいきません。

大麻が全面解禁になれば、膨大な医療費を払わなくても、自分でオイルを作って3ヶ月くらいでガンを治したり、上手くいけば一回でてんかんを治すこともできるのです。

それを日本でできるようになることが理想ですね。


あと、メキシコでも解禁されるようです。

「世界の裏側ニュース」より
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-12120467902.html
メキシコの最高裁判所が、マリファナ(の使用)は基本的人権だと宣言しました。これにより、同裁判所はカンナビスの全国的な合法化への道を作り出したことになります。

同最高裁では、4対1でマリファナの違法状態に反対する評決がとられました。同裁判所は、使用だけでなくマリファナの栽培もまた、同等に人権であると判決を下しましています。

特に、メキシコの最高裁はマリファナの違法状態は「個人の人格の自由な発展を行う権利に違反」すると決定してます。

The Drug Policy Alliance紙が水曜に行った報道発表には次のように記されています。

「メキシコの最高裁判所での評決が、傑出しているのは二つの理由からです。

一つ目は人権という見地から議論を行っているという点。

そしてもう一つは、麻薬との闘いから苦しんでいる国の一つ、メキシコで行われているという点です」


同盟国のためのアメリカ諸国(仮訳:Americas for the Alliance)の政策担当長Hannah Hetzerは、メキシコのこの動きについて次のように説明しています。

「マリファナの合法化を行ったのはウルグアイが一番最初の国でしたが、カナダも間もなく同様の措置を講じることが予定されており、南アメリカやカリブ海全体にマリファナに対する新たな取り組みが広まり、アメリカ国内の複数の州ではマリファナは合法になっています。

今ではメキシコの判決のような画期的なできことが起こり、アメリカが世界のマリファナ法の改正を主導していることが明らかになっています」


今年、メキシコではレノックス・ガストー症候群の一人の患者に対して、医療目的でのマリファナの使用が合法と認められました。

メキシコではマリファナや他の麻薬が違法であるために闇市場に流れ、それが原因でギャングや麻薬カルテルによる暴力行為がまん延しています。

マリファナが合法化されれば麻薬カルテルの利益が削減されることから、このような犯罪が減少すると多くの人が考えています。あなたはどう思われましたか?


M.デイビッド著


抜粋終了


ということで、オーストラリア、メキシコと麻開きは加速しています。

チリでも栽培が解禁になるようです。

世界中の動きを日本人も知ることにより、日本でだって麻開きは行われるでしょう。

ただし、医療用医薬品だけが解禁となると、大麻由来成分であっても結局バカ高い薬になってしまいますし、精製した一成分だけだと副作用も出るし、効果もどこまで期待できるかわかりません。

でも、医療用の大麻栽培が認められれば、安く、用途に合わせて効果的な使用(オイル・吸引・クッキー等で摂取)が可能になりますので、ぜひ全面解禁までいって欲しいものです。

私がセイタカアワダチソウを空き地で取ってお茶や入浴剤にしてるように、本来雑草でもあり(ネパールは今でも)、ほとんどタダで利用できた植物ですからね。