少し不気味な男性から逃げるように
早足で盛岡城の三ノ丸からの坂道を下ると
櫻山神社の境内の横に出ました。
駐車場側の鳥居です。
車がたくさん停まっているので、誰かいると分かってホッ
地元の氏神様へのお参りもまだだったので、
正面から入ってお参りしていくことにしました。
櫻山神社の創建は寛永2年(1749年)で、
300年以上も南部藩の総鎮守として盛岡の地を見守って来た神社。
入口は、流石の風格。
鳥居はこの手前の参道の両脇の商店街にいくつかあるのですが、
それは後で撮影することにして、まずはお参りです。
入口の手水舎。
左側には南部家の江戸屋敷に祭られていたというお地蔵様、
右側には南部家の家紋が刻まれた石版がありました。
訪れたのが年末だったので、
手水舎の横には年越の祓の為の茅の輪が置いてありました。
せっかくなので一礼し、左足から入って左方向へ半時計周りに周り、
正面に戻って一礼し、
今度は右足から入って右方向へ時計回りに周る。
再び正面で一礼して、
また左足から入って左方向へ半時計周りに周って戻り、
もう一度正面で一礼してから社殿へ。
と、以前教えてもらった茅の輪のくぐり方を思い出しながら
8の字を描くように一人ぐるぐる回りました。
間違っていたらすみません
車が沢山停まっていたのに、境内には誰もおらず、
ゆっくり参拝することができました。
参拝後は2年前盛岡へ遊びに来た時にも見た
名勝だったのね
境内の横、先程三ノ丸から下ってきた駐車場に、
こんなだったかしら?
記憶とは曖昧なものです。
2年ぶりに見る烏帽子岩。
この向きから見ると、確かに烏帽子に見えます。
この岩は、盛岡城を築城する時に祖神様の神域から出土したので
吉兆のシンボルとして「宝大石」と呼ばれ
大切に信仰されてきたのだそうです。
烏帽子岩の真下に行ける階段があるので、
そちらに一歩踏み出した瞬間、
真後ろから「あのぉ・・・」とあの声が!!
先程、本丸と三ノ丸で
異常な距離まで近づきながら声を掛けてきたあの男性が
背後60センチぐらいの位置に立っているではありませんか!
私と同じ三ノ丸からの道を下り、
そのまま駐車場から直接ここまで来たのでしょう。
男性が後から坂道を下ってここに来る可能性を考えておらず、
のんびり参拝してから烏帽子岩に来たのは迂闊でした。
今回は本当にギョッとしたので思わず跳び退り、
再び「急いでいますので」と言って階段を駆け下りました。
が! 男性も付いてくるではありませんか
旅行者だったら
ゆっくり烏帽子岩を見て写真でも撮って行きなさいよと思いましたが、
「ちょっと話が・・・」などと言いながら付いて来る!!
本当に怖くなって社殿の前に戻った時、
観光客らしき数人の女性たちが
わいわい言いながら境内に入ってきました。
た、助かった~
ホッとしつつ後ろを振り返ると、
あの男性が背中を向けて
小走りで駐車場の方へ戻って行くのが見えました。
やはり怪しい。
烏帽子岩の横の南部稲荷神社のお参りはまだでしたが、
再び戻るのは危険と判断し、
心の中で深く女性客に感謝しつつ、
脱兎のごとく櫻山神社を後にしました。
気が動転して、鳥居も撮り忘れ・・・
あ~、なんていう散歩だ・・・
今回のおでかけ
★櫻山神社
住所:岩手県盛岡市内丸1-42
電話:019-622-2061
駐車場:あり(無料)
公式ウェブサイト:櫻山神社
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