【幻想物語 プロローグ(新)】 | 毎日きびきび

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遂に大学生。
気を引き締めていきたいですね。

これまで出会えた全ての人に感謝を。
これから出会っていくであろう全ての人に感謝を。

脱中2!!


もうあんな失敗はしませんよww



あっ、今から1週間くらいは今までのプロローグも残しておくので、見たい方は今のうちに☆



では、スタートです♪




幻想物語


プロローグ


Start of the Story



-3XXX年-


・・・・あら?


こんなところに誰か来るなんてね・・・・。




アナタ、名前は・・・?



・・・・・・・・・。


そう、良い名前ね・・・。


アタシ?

フフ・・・誰だっていいでしょ?


周りのみんなはアタシのことを“管理者”って呼ぶけどね。


とりあえず、『聖大書堂』へようこそ。


さぁ、ここに来たってことは、どんな本を読みに来たの?



あぁ、話(ビジョン)を見に来たのね。


どれにするの?種類は豊富だから、どれでもどうぞ。



あら、【幻想物語】?

それ、他と違ってかなりの長編よ?



ま、アタシは別にいいんだけどね。



話を大まかに説明するわね。



主人公の名は、ライナ・ウェルド。


ファントムと云う国で暮らす、一人の少年よ。


この世界は、魔法が当たり前の世界。


人々は皆、魔力(ディーガ)と呼ばれる粒子を使って色々な魔法を使うの。


火、水、雷、大地、闇、光、風。

7属性の魔法を用いて、人々は歴史を発展させてきたの。




この物語は3部構成、5つの大きな話から成り立っているわ。


今からアナタが見るのは、第1部【アポロン編】。

1つめの話よ。


ちなみに、登場人物達にはそれぞれ隠したい過去があるの。


それがなんなのかは、見れば分かるわね。



え?説明が長い?


フフフ・・・・・そうね・・・。



では、【幻想物語】の世界へどうぞ。



*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆



西暦3200年 ギニア太陽系第3番惑星 地球。


その地球でも、群を抜いて発展した国、大国、ファントム。


そのファントムの、とある中学校・・・・。




4階の一番端、3年4組の教室で、一人の男の声が、声高に響く。



「おいデリアーノ!!こんな魔法すら使えないのか!!!もう3年生だろ!?受験生が何やってんだ!!」



この男――生徒の間では、『ハゲ』の愛称で親しまれ・・・・バカにされている。


本名、ハルド・ゲマフィールド。名前と苗字の頭文字を合わせると『ハゲ』になる。

だが、本人の頭を見る限り、ハゲはない。むしろ、フッサフサだ。


それ故、本人はこのあだ名をよく思ってはいない。

先日、ある生徒が本人の前で誤って「ハゲってキモいよねぇww」と言ってしまい、3時間、生徒指導室に監禁されたという記録がある。


とどのつまり、本人の前で「ハゲ」と言うのは自殺行為以外のなにものでもない。



「すいません・・・・」

デリアーノと呼ばれた生徒は、小さく消え入りそうなそう言った。


それに対し、ハゲは逆上し、より一層大きな声で怒鳴った。


「聞こえない!!!声はもっと大きく、ハキハキと喋る!!!」



このハゲの説教、要領を得ていない上に長く、おまけに脳を揺らす大声なため、生徒間では『悪魔の声』と忌み嫌われている。



「チッ・・・うるせーな・・・」


窓際最後列。昼寝をするには最高の席で、一人の男子生徒が舌打ちをした。


生徒の名は、ライナ・ウェルド。


出席番号1番。

成績トップ。といっても、本人はその素振りを周りに見せることはない。

それに加え、成績表を友達に見せることをしないので、誰一人としてライナの成績が学年トップということを知らない。



「あぁ!?ライナ・ウェルド!!今、何て言った!!!?」


「声、大きいです」

顔をしかめ、右手人差指で右耳の穴を塞ぎ、そう言った。


「声うるさいと、お子さんや奥さんに嫌われちゃいますよ?」


今度は、微笑。

唇の端をわずかに上に釣り上げただけの、簡単な笑み。


それ故、最高に腹が立つ。


「いい加減にしろ!!!お前はこの魔法が使えるのか!?前に来てやってみろ!!」



逆鱗に触れたのか、4階全域に響き渡る声で、激昂する。


「へーへー。分かりましたよぉ」


めんどくさそうな表情で、重い腰を上げた。


カツ、カツ、カツ。


大学の講義室のような階段式の教室を、前へと歩くライナ。


足音が、やけに大きく聞こえる。



教卓の前に立ったライナは、大きく息を吸う。



「永遠を刻みし冷酷なる華。不死を燃やす鎮魂の焔(ほむら)。我、汝、混ざり合う遺恨。零下の叫び・黒衣の響き・炎熱の嘆き。朱に交わりて血に染まれ。翼撃の焔・爪撃の焔・脚撃の焔。最上の歌、天に響け」


    フェレイズ・ウノーリア

「極化炎鳥・一!!!」


ゴオオオオオオオオォォォォアアァァァアアァァア。


凄まじい炎鳥が、ライナの目の前に現れた。


その姿態、荘厳。

その熱量、圧倒的。


それこそが、極化炎鳥・一(フェレイズ・ウノーリア)。


それをやってのけるのが、天才、ライナ・ウェルド。



「どうっすか?なんなら、もうちょっと上も、できますけど?」


憎々しげに微笑むライナが、ハゲに肉迫する。



ハゲは、冷や汗を垂らしながら、教室を後にした。


「後は、自習だ・・・・」



そう、言い残して・・・・・




第1章   第1話    完




ってな具合ですねww



どうでしょうか?脱中2はできてるでしょうか?



新プロローグをアップしたんで、旧プロローグは近いうちに削除します。


ですんで、それにあわせて目次の方も更新したいと思います・・・






では、あでゅーо(ж>▽<)y ☆

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