雪の密室
テーマ:ショートショートあたり一面雪がつもった夜、小屋で人が殺されていた。
小屋のまわりには足跡はなく、誰も出入りした様子はなかった。
「これがある建築家が作った館だったら
抜け道とかあったりするんだろうけどな」とミステリ好きの刑事がぼやくと、
相棒は???という顔をした。
「どうだ、霊感の鋭いお前のことだ、何か感じないか」刑事がひやかすと
相棒はぶるると体を震わせた。
「な、なに、感じたのか」
「いえ、寒いんです」
「私が殺しました」
「あ、犯人です。犯人が自首しました」
「どこに。何も聞こえない。何もみえないぞ」
「うしろです」霊感の強い刑事は、ミステリ好きの刑事の背後を指差した。
「幽霊が犯人だったんです」
「だから、足跡がなかったんだな」とミステリ好きの刑事は納得した。





