静まり返る車内。
でも、それでいいような気がした。



1日目 ツーショット撮影、青いワンピースを着てグリーティングに登場。1号車から9号車まで全部話すことを変えてやりました。
俺がカメラ持ってったり、出てこなかったり、スタッフさんのスマホを持ってきて俺を撮影したり。

そしてツーショット撮影は各々が好きなポーズで撮影‼︎さやまるポーズや逆さやまるポーズ。最高の笑顔で!みたいのもあったかな~
そこには、はしゃぎつつも少し緊張している鞘師里保が居た。

そして1日目の最後はLIVE。
鞘師が選んだセットリスト。気持ちが詰まったセットリスト。
途中でプレゼントで絵を描いたり、漢字を書いたり、目覚ましに声入れたり…
それが終わって客席の後ろに移動してLIVEを観ていた。
激しいダンスの中で歌い、普段ゲームコーナーで隣ではしゃいでいる鞘師とは別人だった。そこにはアーティスト鞘師里保が居た。


2日目 シープドッグショーを見学。19種類の羊が出て来て、犬が羊の上に乗り大盛り上がり。
子羊に鞘師がミルクをあげた。そこには、屈託の無いその笑顔は普通の17歳の鞘師里保が居た。


そしてグループショット。18グループとの撮影。3回しか押されないシャッターの中で、みんなの良い顔を引き出そうと、テンション上げて、イェーイと自ら声を出す。そこには、大人な対応を見せる鞘師里保が居た。


ジンギスカンを食べるファンの皆さんにいただきますの号令をかけて、最後の会場に向かった。
ほとんど何にも知らされずに会場に着き、始まったファンの集い。

鞘師里保ファンクラブヒストリー
映像やトークで鞘師の5年間の活動を振り返った。
そしてアンケートコーナーだと思わせておいて、サプライズでファンのみなさんからのメッセージをプレゼントするコーナー。
1から9号車までの代表者からメッセージ。
そして号車毎でまとめたアルバムを鞘師にプレゼント。最後に号車毎に全員で呼びかけメッセージ。
笑いを交えたり、一言に思いを詰めて叫んだり、泣くのを堪えていたり…

でも共通しているのは、
みんな必死で気持ちをぶつけていたということ。
手も声も震えながら、必死でメッセージを読んでいた。
その後は全員で歌をプレゼントして、スタッフさんがローラさんのメッセージVTRを用意してくれて…


そしてそれを全て受け取る鞘師。
泣きながら、何度も何度も「ありがとうございます」と言っていた。
言いたいこと、伝えたいことが、まとまらないって言っていたけど、まとまっていたよ。
ありがとうだけでいいんだと思う。
5年間の間に鞘師を好きになり、鞘師の活動を応援してた皆さん。あの表情とあの声とあの眼差しで「ありがとう」と言えば伝わったと思います。
そしてファンの集いが終わった。
そこには、9つのアルバムを抱きしめ涙目なピュアな鞘師里保が居た。


そして、アンコールサプライズ。
鞘師にはイルミネーションの前で撮影と伝え、アイマスクをして車の外に出ると、そこに待ち構えて居たのは、
赤一色のイルミネーションだった。
そうファンのみなさんが待っていたのだ。驚く鞘師に追い討ちをかける様に花火のプレゼント。
そこには、花火より輝いて、今生きている誰よりも幸せそうな笑顔の鞘師里保が居た。


この2日間で色んな表情を見せてくれた鞘師。



17歳の決断。
ファンの皆さんは寂しい気持ちでいっぱいだったことでしょう。
だけど背中を押したい、押してあげたいという気持ち、伝わりました。


俺は卒業前に会うのはコレが最後になります。
だから少しだけ俺目線で言わせてください。いや、語らせて下さい。

イベントMCとして絡むことが多かった鞘師は言葉を投げかけてもすぐ返って来たり、上手いこと言ったりするような子ではなかった。
まぁ簡単に言うと絡むのを悩ますような子だった。
だけど変わったんだね、何かが。
見違えるように声のトーンも明るくなり、何を振っても全力で返してくれる頼れる子になってくれた。
だからね、俺からも鞘師に「ありがとう」という言葉を送りたいと思う。

卒業までの本当に残り少ない期間。
鞘師は何を思い、何を感じて過ごすのか。
ただ悔いが残らない卒業、前を向いての卒業にしてほしいと思います。





静まり返る車内。
そのまま都内某所に到着。
そして着いた車内で鞘師がポツリと言ったんだ。





「レッスンしないと…」






みなさん、鞘師はもう前を向いていますよ。



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ポツリと呟いたその横には9つのアルバムが置かれていた…


少し早いけど、卒業おめでとう‼︎‼︎
そして、またいつか…



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