B.M.C AMP-S1 を本格的に鳴らし始めました | UNTITLED

B.M.C AMP-S1 を本格的に鳴らし始めました

というわけで、1日に到着したB.M.Cのステレオパワーアンプ『AMP-S1』、土曜日になってようやくちゃんと鳴らす事が出来ました。



UNTITLED-B.M.C AMP-S1導入7




過去にリファレンスにしてきたCDを引っ張り出して取っ替え引っ替え聴いてみる・・・・とやりたかったのだけれど、どうせ後で音は変わってくるのだから、まずは長時間連続してならす事を中心に据えて数枚のCDをピックアップ。


まずは去年買ったCDの中で「音の勢い」に圧倒されたジャズCD。


falou / pablo seoane trio
disk unionでの購入はコチラ
HMVでの購入はコチラ


ボリュームを上げておくと、ドキッとする様なドラムではじまり、力とスピード感のあるピアノと沈み込むベースが気持ちいい作品。
結構リバーブがかかっているので、ちゃちな聴きで鳴らすと音が団子になっちゃうのですが、なかなか聴き応えのあるCDです。

で、まずはコイツをボリュームを上げ気味で鳴らしてみると・・・ウッハァ~!!

低音がスゲェ!!
JOB500の時も締まった低音が出ていたけれど、少し締まりすぎて中~低音が場合によっては物足りなく感じていたのですが、AMP-S1は締まってスピード感があるのに、重低音が沈む沈む。
ドラムにしてもベースにしても、空気が揺さぶられて恐ろしくなるくらいの量感。

シンバルの高音がジィィィ~ン!と伸びる伸びる。
思わずプリアンプのトーンコントロールをいじっちゃったんじゃないかと思うくらいに高音が出ています。
まるでスピーカーのユニットを新品に交換した様な間隔です。

強いて言えば、まだアンプが馴染んでいないのか、少し音が「暴れている」感じはあります。
ドラムもピアノもシンバルも少し主張しすぎ(笑)。
これは1~2ヶ月鳴らしてみてどうなるか・・・





続いて聴いてみたのがロック。東京事変。


大発見 / 東京事変
disk unionでの購入はコチラ
HMVでの購入はコチラ
Amazonでの購入はコチラ


・・・いやぁ、パワフル。

このCDでも「あぁ、こんな低音が入っていたか・・・」とビックリする様な、グーンと沈み込む低音がスピーカーから出てきます。

鳴らしているAudio Physicの『MEDEA』のウーファーは内蔵のアンプで駆動されているのだけれど、パワーアンプでこんなにも変わるか・・・。
やっぱり、元の音を送り出すパワーアンプの存在は大きいのか。

ディストーションギターの歪んだ音色はエッジが今まで以上に際立って、林檎嬢の歌声もより艶っぽい。
音も団子にならない。

やはり「暴れている」感はあるけれど、ロックだと案外イイ感じ(笑)。





で、お次は先日発売されたJ-POP、R&B歌手JUJUのJazzアルバム。


DELICIOUS / JUJU
disk unionでの購入はコチラ
MHVでの購入はコチラ
Amazonでの購入はコチラ


あぁ、この曲はあのアーティストの影響を強く受けているなぁ・・・等と感じる歌い方やアレンジが多いけれど、いや、それでもちゃんと聴き応えのあるアルバムです。

これだったら、Jazzを聴いた事がない、または興味のないJUJUファンにも聴いてもらえるんじゃないでしょうか。

で、音の方は・・・


1曲目のオリジナル曲「A Woman Needs Jazz」では軽快なバンドの音が1音1音バランス良くしっかりと聞こえます。
管楽器の音色が非常に生っぽく、キンキンとした嫌な音はありません。

このアンプ、力で無理矢理音を押し出すタイプでは無い様で、ゆとりを持ってしっかりとスピーカーを駆動しています。
一番最初に音を出したときよりも少しこなれてきたのか、楽器や声の「生っぽさ」が良く伝わってくる様になりました。
既にJOB500以上です。





最後に聴いてみたのが、レコーディング時点(2011年1月)で85歳という超高齢ながら、恐るべきドラムを聴かせてくれるロイ・ヘインズの新譜。


ROY-ALTY / ROY HAYNES
disk unionでの購入はコチラ
MHVでの購入はコチラ
Amazonでの購入はコチラ


スゲェ!!

参った!!!


なんなんだ、このパワフルで1音1音に魂の入ったドラムは!!
ジャケットの「危険な香りのするオヤジ」っぷりはいつもながら・・・
演奏は・・・去年のアルバムよりもパワフルになっているんじゃないか!?

しかも・・・・「Tin Tin Deo」では・・・・歌っちゃってるぅ~~~!!


ドラムもベースもピアノもトランペットもサックスも、とにかく全てが生々しくて熱い!!

その強靱なドラムの音が1音1音巨大な塊になって体全体にドッシン!バッシン!とぶつかってきます。



この「生々しさ」と「熱気」がズッと聴けるんだったら・・・このアンプを買ったのは大正解です!







そして翌日曜日は用事があったので夕方からしか鳴らす事が出来ませんでしたが、既に「音の暴れ」は影を潜め、低域のスピード感のある沈み込みと高域の鮮烈さをそのままに、残響音が何ともキレイに伸びて、楽器が面前にある様な生々しさがさらに増しています。

これは・・・・日に日に成長しているぞ!!

う~ん・・・・毎日じっくりと聴く時間がないのが何とも悔しい!!



しかし、この『AMP-S1』、とてもこの価格とは思えない音を聴かせてくれます!!

うん、やっぱり外観と中身に惚れて衝動買いをするのは悪くない!!