IT を仕事にする人は、かなり英語力は必要になります。

日本初のテクノロジのみでいけるならいいですが、たいていの場合情報のソースは英語で発信されてます。

まず、OS 自体が普通 Windows や Linux となると英語情報が先。日本語はかなり遅れてから出てくるか、全く出てこないわけです。

そう、日本語の情報は出てこない場合も少なくないのです。今まで日本語だけで情報収集していた人は、下手するとそれに気付きもしていないかもしれませんね。

僕が MS で技術主任を勤めていたとき、他のエンジニアから質問されたことがあります。 「どうして、そんなにいろいろ知ってるのか?」 と。(自分のことをこういうのもなんですが、実際に言われたので勘弁してください)

このときの僕の答えは、

「特に変わったことはしてないです。ただ、英語の雑誌や本で情報収集するようにしてます」

でした。

僕は Web の情報は断片的過ぎて、まとまったことを勉強するには不向きだと思ってます。当然ながら、Web でしか情報が出ていない最新情報を学ぶ時は仕方がありません。そうではなく、ある程度確立しているジャンルを学ぶ時には、書籍から学んだ方がいいと思っているのです。

ということで、僕は書籍で勉強したい派なのですが、日本語の本はなかなか出てこないのです。

以前、出版社の方と話したときも、難しい本、厚い本は売れない、だからどうしても簡単な本ばかり出てきちゃう、といってました。

英語で出てる本を見ると、一見小難しそうに見えます。実はまさにその通り。日本では小難しい本が売れないために、実際に簡単な本ばかり出ているのです。英語だから小難しく見えている、ということもあるでしょうが、実はそれ以上に、実際に難しい、だけどしっかり詳しく書かれているのが英語の本には多いものなのです。

MSJ (マイクロソフト・システムズ・ジャーナル)も、日本語の雑誌は廃刊になっちゃいましたよね。アメリカでは、MSDN Magazine として今でも出版されていますが。

そしてさらに、IT を職業にしている人は 「英語の本を読んだぞ~」 と単純に喜んでるわけにも行かず、実際にたまに、英語圏の人と電話会議をしたり、メールのやり取りをしたりしなければならなかったりします。

まだ、英語の人と仕事をしたことがない人も、安心してはいられません。
仕事とは急に入るものです。

「明日、アメリカのエンジニアとの電話会議に出てください」

と、急に言われるものです。
決して、

「2年後にアメリカのエンジニアとの電話会議があるので、それまでに準備しておいてください」 (×)

なんて話はありえないわけです(笑)
だから、普段からしっかり準備しておくことが大切です。

というわけで今回、IT 英語の学習法について、お勧めの教材を紹介します。

» IT 系エンジニアのための英語学習教材