小学館が、同社の「やせるおかず 作りおき」という料理本と酷似した料理本を販売したとして、新星出版社に対して販売中止を求めたとのことです。
両者の本の表紙は、他のニュース記事等でご確認頂ければと思います。
公平中立的な立場から、個人的には、新星出版社ちょっとヤリ過ぎという印象があります。
3点ほど、どうかと思うところがあります。
まず1つめ。
本のタイトルです。
小学館が「やせるおかず 作りおき」。
新星出版社が「やせるおかずの 作りおき」。
「の」があるかどうかの違いしかありません。
が、この「の」が1番問題では? 小学館をカチンとさせたのでは?
なんて思います。
新星出版社の本の表紙を見ると、「やせるおかず」と「作りおき」の文字は黒字で大きく書かれていますが、「の」の文字は小さく、行をずらして、赤丸の中に白抜きで書かれています。
こういう表示方法だと、パッと見、「やせるおかず 作りおき」というタイトルにも見えます。
なので、「の」を付け加えることによって、小学館の料理本とは一応違うタイトルにしたけれども、同じタイトルのように見えるようにした新星出版社の意図が感じられます(個人的な勝手な推測ですが)。
2つめは、タイトルの配置です。
表紙の左上付近にタイトルを記載することは、よくあることかもしれませんが、何も縦書きで、しかも「やせるおかずの」で行を変えて、小学館のそれと同じようにしなくても、という感じですね。
3つめは、上部の赤い帯とその中の白抜き文字。
料理本なので、表紙に料理や食材の写真が掲載されていることは珍しくないと思います。
でも、ワザワザ赤い帯まで共通させる必要はあったのか?
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