広島に原爆を落とす日 | 相馬圭祐オフィシャルブログ「西陽で部屋の畳が焼けていく」Powered by Ameba

広島に原爆を落とす日

皆様、こんばんは。



舞台『広島に原爆を落とす日』



無事に全公演が終了致しました。



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まさに怒涛の5日間。



いや、稽古を含め怒涛の1ヶ月間。




全エネルギーを放出し尽くしました。






この作品に出会えたことは、私にとってとてつもない財産になりました。



今までに経験したことのない『未知の領域』に、


僅かではありますが足を踏み入れることができたような気がします。




魂をガリガリ削られるような感覚、


汗なのか涙なのか血なのかわからない、とめどなく溢れてくる汁、


私はこれを『相馬汁』と名付けました。






この舞台、


試練でした、


間違いなく試練でした。





正直、何度も逃げ出そうと思いました。


稽古場の最寄り駅で電車を降りず、

そのままあてどもない旅に出てしまおうかと考えたこともあります。


自分の甘さを痛感しました。


情けなくて仕方ありませんでした。





ただそれでも最後まで戦えたのは、


演出家の岡村さんをはじめ、スタッフの皆様、


キャストの皆様、


関係者の皆様、



そして何より、応援してくださる皆様があたたかく支えてくださったおかげであったと、


一夜明けてあらためて感じています。




本当にありがとうございました。





逃げ出さなくてよかった、


諦めなくてよかった、


悩んで苦しんで、


全力で食らいついていってよかった。



ほんの少し、ほんの少しだけですが、今は自分を褒めてやりたいです。








今回初めてつかこうへい氏の作品に出演することができて、

岡村さんの演出を受けることができて、

素晴らしい共演者の方々と舞台の上に立つことができて、

それを皆様に観ていただくことができて、


私は本当に幸せ者です。






こんなに素晴らしい作品に出会えたことに、感謝。






自分に足りないものをしっかりと認識し、

これから役者として、人間として更に精進していきます。





これからも応援のほどよろしくお願い申し上げます。










そして明日からは舞台『BASARA』の稽古に合流。



またガラッと違う役を演じますが、



全力を尽くすことに変わりはありません。





2013年、まだまだ自分を追い込んでやる。


覚悟しろよ、相馬圭祐。





それでは、今日はこのあたりで。





お相手は私、相馬圭祐でした。