青山学院の面接は10月中に次々と行われるので、報告が日
々入ってくるのです。
青山学院の面接対策は願書完成時点で既に終了しています。
何故かと言うと、面接の質問につながる内容の絞り込み作業を
徹底して行っている間に、ご両親の考えや理念がしっかりと固
まるからです。
そこまでくると、質問された時の返答が自然に言葉として出て
きますから、述べたい事を記憶する必要がありませんし、相手と
対話するという、面接の理想形になります。
ただ、青山学院初等部の面接は、その学校の持ち味と違って
諸先生方の質問の鋭さに定評があり、出身者であろうと、無縁
の保護者であろうと容赦しない質問が続き、数えたら20近い質
問をされる時があります。
返答に窮していると、間髪与えず質問を変更するなど、気の
休まる暇もない程です。先生方の真剣さに身の引き締まる思
いだったと語る方もいます。
ただ、全ての保護者に対してそのような面接であるかというと
そういうわけではなく、願書が薄っぺらいものであったり、入室
時に学校との空気感の違う夫婦と見られると、極端に質問が
少なくなるので、その時点で11月の考査に臨むべきか否かの
判断がついてしまう程です。
そのようなケースの場合は数問の定番質問をされて、とても
和やかな雰囲気のまま終了、決して嫌な気分にならないよう
に送り出されるために、有効な面接であったとかん違いする
方もいるぐらいですから、青山学院の教育サービス業として
の徹底ぶりも見事です。費用を頂いているのですから当然
ですがね!
合格する保護者が縁故者のみのイメージが強い学校ですが
全くそんなことはありません。
私の教室では7人受験して6人合格という好結果の時、不合
格は奥様が出身者だった家庭(結局立教に合格)だけだった事
もあるぐらいで、私の教室では過去の合格者のほとんどが無縁
であったことが証明しています。
「青山学院を受けるなら縁故を探してきてください」と、相談に
来た保護者に常に伝えている教室の方には申し訳ないのです
が、合格させる指導もノウハウも持ち合わせていないのでは?
と疑ってしまいます。
そのような発言がいつまでもなくならないのも、この業界の問
題点であり、払拭する力が私にはありませんでした。保護者の
皆様に正しい情報が伝えていくことは私の使命だと思ってこれ
からも発信していきます。