化学物質過敏症とは?その3 | 岩手のランナーけいのブログ(学校・化学物質過敏症の闘いなど)

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化学物質過敏症・学校トラブル・ランニングの話題を中心に、けいがストレス発散のために自己主張をしている気ままなブログです。

その2で私のHPで書いた状況を紹介しました。

http://ameblo.jp/keirun/entry-11593688241.html


私は平成16年の少し前から職場に行くと体調を崩しやすくなっておりました。

そして、平成16年2月に倒れて救急搬送されました。

不整脈症状もあり入院しましたが、結局原因は謎でした。


化学物質過敏症の懐疑的意見で、患者を精神疾患や心因性と決めつける意見が多いようですが、実際私は精神疾患と診断されたり、どこもなんともない気の持ちようと言われたりしましたが、幸運なことに、ある精神科の医師が

「精神疾患じゃない。薬品か何か吸わなかったか?」

と職場環境での原因の可能性があることを指摘してくれました。


その医師と出会うまで、精神疾患の薬を服用しましたが、どんどん悪化しました。

精神疾患じゃないから当然だったと思います。


平成17年6月に、精神科で精神疾患じゃない、なんらかの薬品吸引の可能性があると見つけてもらったのは不幸中の幸いでした。

この精神科の医師は化学物質についてかなり関心をもっていたために、違った視点で私を診察してくれたからだと思います。


この年の9月に盛岡病院で「化学物質過敏症」と診断されたわけですが、倒れるまで悪化した後に、「化学物質過敏症」と診断されるまでに、1年7ヶ月かかったわけで、それまでに適切な対処をしなかったので、完治まで7年(起点を倒れた平成16年2月にした場合)もの時間が費やされました。



盛岡病院の「化学物質過敏症・環境アレルギー外来」には次のようなことが書いてあります。

http://www.moriokahosp.jp/modules/pico/index.php?content_id=25

↓(一部抜粋)

化学物質過敏症・環境アレルギー外来は、主に建物の新築や改築をきっかけにして発症したシックハウス症候群やタバコや排気ガス、農薬、殺虫剤・防虫剤、印刷物、香料など環境中の種々の化学物質曝露によって頭痛、めまい、吐き気、脱力感、倦怠感、皮膚の痒みなどの症状が起こって日常生活にも支障がでてくる化学物質過敏症の診断・治療を行っていく専門外来です。


次のような症状があってお困りの方は、ご相談下さい。


・職場で化学物質を扱っているが、最近それ以外の化学物質(例えばタバコ、排気ガス、農薬、殺虫剤、漂白剤、印刷物、香料、暖房器など)に過敏に反応して体調不良を繰り返すようになってあちこちの医療機関にかかったが原因不明と言われた。

↑(以上一部抜粋)



私の場合、

精神科の医師が、精神疾患ではなく、薬品等の吸引によるものでは?

と疑い、職場環境が原因ではないか?と推測した。

精神科の医師と相談し、化学物質過敏症の専門医の診察を受けて「化学物質過敏症」と診断された。

しばらくの間、精神科の医師と化学物質過敏症と診断した医師と、連携して治療にあたってくれた。

もしかして珍しいケースかもしれませんが、

そのことからも、化学物質過敏症は心因性や精神疾患じゃないと言えるのではないでしょうか?


つづく