先日、仕事帰りに、交通事故に遭遇しました。
会社の車で、会社の方が助手席に、私が運転しておりました。
片側2車線の道路で、交差点付近の歩道よりの車道で、倒れている方がいます。
倒れている人を追い越し、前に車を止めて、ふたりで駆けつけました。
私が、
「大丈夫ですか?救急車は?」
と聞くと、事故当事者の方が、携帯を持ちながら、救急車を呼べないでいると言うのです。
恐らく、頭の中が混乱していたのでしょう。
そこで、私が119番に電話をしながら、交通誘導をすることにしました。
そして、私と一緒に駆けつけた会社の方は、車から発炎筒を持ってきて、発炎筒を焚きながら、一緒に交通誘導を始めました。
怪我をしている方は、どうやらバイクで車と接触し、道路に倒れた模様。
倒れている方の周りは、車の運転手と、どうやら怪我をした人はバイクの後部に乗っていた方のようで、バイクの運転手、そして心配して駆けつけた方、もしくは、通りがかりの人1~2名しかおりません。
事故当事者は、恐らく慌てていたでしょう。
119番の電話口の指示通り、意識の状態や事故状況、怪我をしている人の年齢等、当事者の人に大きな声で聞きながら、そのまま伝えました。
指示は動かさないでいて、とのことだったので、会社の人と交通誘導しながら待つことに。
そこに、反対車線を走行していた方が、声をかけてきて、近くのお店の駐車場に車を止めて、駆けつけてくれました。
その方は、怪我をしている人の介抱を始めました。
ふと、思いました。
警察も電話をしないといけないと。
110番にかけました。
そこでもやはり、いろいろ聞かれます。
119番のときと同じように対応しました。
適切な対応のためには、いろいろ聞かれるのはわかりますが、こちらとしては、説明はあとでするから、早く来てと思いました。
社用車の発炎筒2本を使い切りまして、怪我人の介抱に駆けつけてくれた方の車の発炎筒も使いました。
発炎筒3本目になったときに、ようやく救急車とパトカーが来ましたが、うーんと長く感じました。
交通整理や怪我人の治療が始まり、当事者に対する警察の聞き取りも始まったので、私たちはそこで帰りました。
ここからが本題です。
横断歩道を渡ったところのお店の駐車場では、見ている方が結構多かったです。
見ているだけじゃなく、声かけて、助けてもらうこといっぱいあるよと思いました。
怪我人に「救急車もうすぐ来るから、大丈夫だから。」と元気づける声掛けも必要です。
また、当事者は慌てて頭が回らないものです。だから、何人か集まれば、知恵を出し合い、その場での適切な対応等が考えつくかもしれません。
とりあえず
「大丈夫ですか?何か手伝うことはありますか?」
と、声をかけてほしいものだと思いました。
怪我人が倒れているのです。
倒れている人の気持ちになりましょう。
ただ見ていられるのは、嫌だと思います。
当事者じゃない私が、見ている大勢の人に対して、とても冷たいなと感じてしまいました。
怪我人、当事者はもっと思ったでしょうね。
たしかに、何を言っていいか、やっていいかわからず、見ることしか出来ない気持ちはわかりますが・・・
私自身、今回のことを教訓に、ただ見るだけということはせず、声をかけて、そのときに何か出来るか、その場面に適した行動を常に心がけようと思いました。