福島入り 41度目 福島県飯舘村活動 2日目 9/14 | 愛ちゃんのブログ

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原発事故後は、福島の残されたペットへの
給餌活動の記事、脱原発の記事をメインに書いていました
今は熱海での活動や、地元でのTNRについて記録を残しています

福島県飯舘村活動 9/14


2日目の活動は、仲間のジュピターちゃんのTNRの捕獲のお手伝いでした


私たちは朝一でスペイクリニックへ前日の9匹を搬送。

その足で、2時間かけて、飯舘村へ入りました


村で、ジュピターちゃんと合流




飯舘村は今、除染作業真っ只中・・・

家の草木も、花も、思い出も、すべてまっさらに、そぎ取られます。


そしてその思い出の詰まった敷地の土はこうやって、村の中に積まれます。


こういう現実、村の除染を全国ネットで放送すべきです。

こういう事を隠して、再稼動など、賛同を求める事は、ずるいのです。





飯舘村の餌やりさんのブログには必ず出てくる・・・

「川俣 山木屋地区」の猫達です


ここももちろん線量の高い・・・避難区域です


このあたりに生きてきた猫達はこの拠点で、餌やりさんたちの、懸命の給餌活動で、命を繋いでいます。




ここの猫達の、命の給餌ボックス・・・。



ここ、山木屋は、みなさんの記憶に新しいでしょう・・・


「山木屋の原発避難者自殺。東電に賠償命令」


一時帰宅中の山木屋の自宅の庭先で焼身自殺されました


東電に4900万の支払い命じる判決。


原発事故が原因の自殺での東電に賠償を求めた訴訟では初の判決。




こういう苦しみを抱えたまま無念の死にいたってしまった方の思いも背負う地区なのです






飯舘村へはいりました。


私達はジュピターちゃんと合流して手分けして、不妊手術の為の捕獲を始めました


スペイへの手術枠は5匹。


前日の取りこぼしをまわりました

夕方には9匹の引き取りもあったので、4,5時間しか捕獲の時間はありません




この子をなんとしても手術に出したかったのですが、ジュピターちゃんも私たちも、どんな手でも捕まえる事ができない・・


時間もおしてきて、他の箇所へまわりました




途中餌の補充箇所には寄りながら行きました


知らない間に、仲間の餌やりさんたちが、ネットなど張ってくださってありました!ありがとう









ようやく2匹入ってくださりました

オスメスでした



餌がからっぽでした・・


ここは他からも猫さん寄ってきて食べている事がわかったので、餌場が向かいにもあるので、気にかけていただけたら助かります





日に日に積み重なる、除染の土。


ここには何十件の、お宅の思い出が詰まっているのかと思うと。泣けてきます。


そして、庭でのんびり暮らしていた、犬猫達の居場所させも、この放射能は、奪いました





仲間の餌やりさんのまだおさんが、野生に食べられないように作ってくださった「まだお式給餌場」


ちゃんと餌が入っていました!!

心配りに感謝です!


低い位置の餌はやはり減りが早いので、たっぷり補充しました




子猫のTNR捕獲、難航のお宅に戻りましたが、入っていませんでした


さらに次回は、確実に手術に出せるように案を練ります



そしてここには、チョビがいました~


今日はここにいたのね!!

チョビは、放浪猫さんなんです




体つきはかなりしっかりしてきました


懸命な餌やりさんや、フードご支援してくださる方々のおかげですね!チョビ。









もう1件のお宅の捕獲を試みて、私が張り込んでいる間に、彼が隣のお宅の餌やりに行ってくれました!


みんなが心配している、「アカ」は、この日も、ここのお宅で暮らしていました


目が見えにくいので、仲間がいて安全な地区のが安心です




もうTNR時間切れになりました・・

最後のお宅で三毛が入りました


結果この子は、手術はすんでいたお方でしたが・・腫瘍も多く、口内炎もひどい事が先生に診てもらい発覚。


薬を入れてもらい、今後、やわらかいパウチしか食べられない事がわかったのでよかったです


しかし、先も長くないかもしれない。


ただでさえ、放射能は癌にもなるので、地面を直に歩き、水溜りの水を飲む、猫達の身体は常に心配です




この後、ジュピターちゃんと3匹の捕獲の猫たちと一緒にスペイクリニックへ前日捕獲の9匹の猫さん達を引き取りに行きました。


(3日目の活動のつづく)