浪江のイノシシさんの「今」 | 愛ちゃんのブログ

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原発事故後は、福島の残されたペットへの
給餌活動の記事、脱原発の記事をメインに書いていました
今は熱海での活動や、地元でのTNRについて記録を残しています


浪江の28キロ地点の検問の中にいらっしゃり
避難していない女性と、今日連絡をとることが
出来ました。

その方は、ワンコさんとニャンコさんを飼って
おられて、周りは皆、避難してしまっているのに
避難せず、動物達も面倒みてくださったりして
いるようです・・

周りには、やはり、鎖を外されたワンコさんが
たくさん居て、喧嘩でケガをしたワンコさんを
病院につれていったりもしているようです・・・

同じ浪江でも、ココは20キロ圏内では
ありません

しかし・・聞くところによると・・
郵便物も宅急便も3月から、まったく来ない
そうです。

職も無くさざるを得ずに、今は職安にも行かれて
いるようです・・

そんな大変な中を、動物にも気を配って下さって
いるようで、私はこの方に支援をする事にしました

この方のペットさん達の餌はもちろん!
周りにいるワンコさん達にも、餌をあげてください
と、頼み・・本当は宅配で送ろうと思ったのですが

まったくシャットアウトされてしまっている状態
を知り・・次回、福島入りの時に大量の餌や
万が一困っていたら、ご本人様の食料も・・

持って行くと約束しました!!

その時は・・きっと中には入れないでしょうから
検問地点まで車で出てきていただく事にしました。


この方は、検問がそんなに厳しい事も、
浪江役場から許可証がなければ入れない事も
まったく知らなかったそうです。

保健所に犬が収容されると、大きな倉庫に
一括管理されている事も・・知らなかったそう
です。

御自分の家にも、団体さんが以前は餌を入り口
に置いて行ってくれたりした・・とも言って
いました


そして・・一番気になる、「イノシシさん」の事を
知ってるか・・??
聞いてみました・・

偶然にも、知っておられる方で、今の状況を
教えてくださりました

あのイノシシさんは、料理屋ですが・・
もう小さい時からあのオリで
飼っているそうです

私が、「食べられちゃうんですよね・・(泣)」
と、聞くと・・
多分、小さい時から飼っていて、一種の見せ物
(お客さんよせ)の1つとして、置いているの
でしょうと、言っていました。

飼い主さんもたまに餌をやりに来る事もあると
言う事も確認できました。

しかし・・4匹いたイノシシさんも今は1匹しか
いないそうです。

オリが開いてしまい・・3匹逃げてしまった
ようです。

でもそのうちの1匹は餌をもらいに、ここへ
戻ってくるようです。

この女性も、餌をあげてくれていたそうです・・

逆に放してしまうと、餌をとる事があの子達に
できるか・・わからず・・
オリにいた方が餌をもられるからよかったのに・・
と悲しんでいました。


しかし、もし私が検問に入れても、
(食べられちゃうなんて嫌だ!!!!)と、
逃がしてしまったかも知れないと感じました・・

どうか、みなさん・・このイノシシさんは餌を
多少なり今は、もらえていますので、
逃がさないであげてください。

今度は、さつまいもや、じゃがいも、リンゴも
大量に持っていってあげようと思ってます!!


とにかく今、この検問以内は完全隔離のような
事に、まさになっている・・!!!!!!

このままでは飼い主もだんだん来なくなり・・
また20キロ圏内と同じ餓死がでてきます・・


今はこの女性しか頼れる方がいません・・(泣)
もし支援できそうな方がいましたら直接支援を
浪江まで持って行き、お渡しして
いただけると助かります。


働き場所がまだないようですので、餌を買う
のも大変だと思います・・

28キロ以内のワンニャンさんの命をつないで
くださるのは、今は、この圏内を自由に出入り
できる住民さんしかいません!!!!!