(画像は最後の直線、背景には勝ち馬と2着馬が映ったビジョン)
3月24日、福山競馬場最後のレースとして行われたファイナルグランプリ(ダート1800M・福山所属ファン投票選定馬)に出走したクラマテングはシンガリ10着でゴール。長きに渡って福山のサラ系競争を支えてきた名馬は完全燃焼という形で福山競馬で行われたレースとして最後にゴール板を駆け抜けた馬となりました。
特に私の場合はこの馬なくしては福山競馬は語ることは出来ないでしょう。だからこそ、最後も…とは期待しましたが残り600Mで手応えなく下がっていく姿を見て最後のレースということもあり寂しさがこみ上げてきました。
門別で4戦0勝という成績で福山に移ってきた同馬。福山では82戦に出走し35勝を上げる活躍を見せました。そのうち重賞は11勝。重賞に関しては2度の福山古馬三冠を含め、全ての勝利を目の前で見れたのは嬉しい限りです。
特に思い出に残っているレースはと言われれば色々あります。勝った中で嬉しかったのは後に3連覇を果たすことになった福山桜花賞の1回目の勝利。悔しかったのは間違いなく福山金杯で2着になった時でしょう。
個人的にはこの期間色々とありましたし、最後の重賞勝利となった福山記念などは体調が無茶苦茶なのに強引に見に行ったとか思い入れのあるレース。思えばまともな体調で行けたのは殆どなかったかもしれません(笑)
クラマテングはこのファイナルグランプリを持って引退となります。
今後については広島県三原市にある苅谷乗馬クラブ
の方に移動となります。と、いうか25日に移動して既に乗馬クラブの方でお世話になっています
。
福山競馬斜陽の時代に現れたクラマテング。最強というタイプではありませんでしたが、この逃げ脚に付いてきた馬は失速し、付いてこなければ逃げ切るという名優っぷりはいつも記憶に残っています。
福山競馬での活躍に感謝すると共に、今後の乗馬クラブでの活躍を祈念します。