「猫の額」に出している原画です | kei's blog

「猫の額」に出している原画です

ご紹介がまだでした。
先日告知した「猫の額」に展示中の絵です。





651
Ruby
水彩
額のサイズーインチ







652
Harry
水彩
額のサイズーインチ





現在(14.10/24時点)販売中の原画はこの2点です。

どちらも自分でも大好きな絵で、何となく自分の手元を離れるとき心を込めて育てた子供が親元を離れて独り立ちするような、頼もしいような淋しいような気持ちになりましたよ。
子育てしたことないから想像ですが(笑)

絵を額装してから、始めは汚すと困ると箱にしまいこんでいました。が、思い直して自分の部屋に飾りました。
それは、絵を描いている時と、完成した作品として観る時ではたとえ作者であっても視点が違うと思ったからです。
一歩離れて、絵から出ているエネルギーを感じ取ってみようとしていました。

日々見ていると、だんだん自分の視点もシフトしてくるのか、描いてる時には気づかなかったことを感じたりもしますね。絵にも深みが出てくるというか、味わいがわかってくるというか。
興味深い体験でした。


「Ruby」は目力がすごくて、飾ってある部屋に入るとよく目が合って「うおっ」てなりました(笑)
すごく存在感のある絵です。迫力があるというか。生々しいというか。


「Harry」は水彩ですがあえて水墨画風に黒一色で表現してみました。
こういうぼかし方に挑戦したのは初めてかも。
この描きかたでまた描いてみたいと思いました。


ついでに額縁もお気に入りのものです。
ブラックとゴールドでかっこいいです。絵を引き締めていると思います。
どちらの絵も、この額がぴったり合ってると感じたので、選びました。
(絵と額とのマッチングも相当悩みどころなんですが、そのお話はまたの機会に…)






思えば、ブログなどネット上を通して絵を見ていただくことはここ何年か続けてきましたが、原画を生で見てもらう機会は限られているな~と。

展示だったり、直接お会いした方にいつも持ち歩いてるドローイングのスケッチブックを見ていただくことはあるのですが、よく考えたら常設でいつでも訪れた人に好きな時に見ていただける状態で絵を出しておくのは初めてです。
ずっと絵を描いているのに、そのやり方に思い至らなかったという…ヽ(゚◇゚ )ノ
そのチャンスを与えてくださった、お店の「猫の額」さんにも感謝です。

一定期間の展示での作品の発表になると、「この期間内に来てください~」とお知らせするのにもなんだか急かすようでちょっぴり申し訳ないなぁ、なんて感じていた部分もあったのですが、これで『いつでも気が向いたら、お時間のある時に絵に会ってあげてくださいな(^_^)/』と言えます。
(あ、売れたらなくなっちゃうわけですが、それはそれでw)




近々鉛筆のドローイングも追加できたらなと思っております。
水彩画を描くのも好きなのですが、鉛筆でのドローイングの方が日々描いててより馴染みがあります。
自分的にも鉛筆でちょっとぶちゃいくというか(笑)、微妙な表情を捉えて描くのがより真骨頂というか、「自分らしい」という感覚があります。
今のところいちばんスッと引っかかりなく描けるのが、鉛筆でのドローイングですね。

追加でお店に出せましたら、またブログでも告知しますね~(^_^)/