7日、リトルなでしこ達は帰国、成宮 唯は「(14年の)20W杯のメンバーに選ばれて、世界一になりたい」とリベンジを誓ったとのことである。
一方昨日10日に準決勝が行われ、フランスと北朝鮮が決勝に勝ちすすんだ。
フランスーガーナ 2-0
試合はかなりの程度フランスが押していた。
第2試合も、1日前に準決勝を戦ったチームが一方的に押して勝ったところを見ると、1日の違いが出ていたのかもしれない。
しかしフランスは、前回と違って両サイド攻撃を多用して、ガーナのショートカウンターを封じていたことを考えればきちんと対策をとったと思える。
ガーナは日本戦のように、前線からプレスをかけてショートカウンターを狙ったが、フランスはお国柄の個人テクニックでかわし、前線には、フィジカルたくましいアフリカ系が居た。
かくしていくつもの惜しいチャンスのあと、31分、中央右サイドからの長いロングクロスを左サイドでFWのDianiがフィジカルを生かしたヘッドでゴール
さらに後半、同じような展開で、前がかりになったガーナが攻めあぐねた89分、中央からのすばらしいクロスに飛び出したDianiが2ゴール
フランスのパフォーマンスは明らかに準々よりもよくなっていた。
北朝鮮ードイツ 2-1
準々決勝でも書いたが、もうU-17とは思えないほど体格ができていて、組織もテクニックも優れている北朝鮮と、U-20に比べて体格のできていないドイツでは勝負にならなかったといえる。
某巨大掲示板の識者によれば、この年代は、欧米もまだ身体ができておらず、この年代を過ぎてフィジカルができてくればその差がついてくる、とのことである。
ドイツの場合、国家のインフラを整備する努力はあるが、あくまでやっているのは協会とクラブである。国家が教育の中でやってその中のエリートが集められた北朝鮮とはこの年代はまるで違う。
ドイツはかつて男子で弱い時代に、もっと国も力を入れてほしいと言ったところ、「スポーツはサッカーだけではない」と平気で言われたと見たことがある。
まあそういうことで、ドイツがGKを中心に粘るも、38分北朝鮮のロングシュートがドイツの足にあたってしまい、KIM So Hyangがゴール
まあしかし放送ではこのゴールオフサイドだと言っていた。
後半、47分、ドイツの良くないディフェンスから2点目
明らかにこのゴールはよけいだった。
それからドイツが59分、少ないチャンスからKnaakがゴールするもそれがせいいっぱいで敗北
北朝鮮が出てくると、育成という意味が何かわからなくなってくる。
サッカーをするのも国威高揚のためとのことだ。
この子たちが勝っているのを見て、国民は自分たちの政権が正しいと思うのだろうか。
自分としては、サッカーは何はともあれ、世界をつなげる言葉だから好きなのだ。自分たちだけが強いというのは違う感覚なのだが。
まあもっとも、このところ日本でもサッカーが好きというより、なでしこが世界一だから好き、INACが強いから好きという人も多いのではないかと思っている。
多分国もほとんど援助がない中で、女子でここまでサッカーをするのは、本当にサッカーが好きなのだろうと思う。
そんな気持ちをわかりたくて、日本以外の女子サッカーを見ているし、書いている、女子、男子、国家関係なくサッカーファンとして。
リトルなでしこ記事はここ
エンディングはU-17女子ワールドカップのイフィシャルテーマ
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