今週号のサッカーダイジェストのインタビューで川澄 奈穂美選手がロンドンオリンピックを語っている。
ロンドン五輪では、川澄選手は左SHにコンバートされた。
そのことについては
「自分の場合は、まず運動量を買われていたと思います。
それからブラジル戦やフランス戦がそうでしたが、日本としては相手のサイド攻撃をすごく警戒していたので、それに対してDFと一緒になって対応しながら、カウンターではしっかり前に出て行ける部分を買われて、あのポジションで起用されたと考えています」
ただDF鮫島 彩選手との連携については
「サメは攻撃的なDFだし、前に(宮間)あやがいてくれたほうがやりやすかったのでしょうけれど、サメがいろいろ我慢してあわせてくれたから、私も攻撃に出ていきやすかったんです」
確かに日本の左サイドの連携については、初戦のカナダ戦などはまずい部分があり、鮫島 彩選手に負担がかかり、失点した。
決勝トーナメントでも日本の左サイドは攻撃に晒され、川澄選手も守備にまわる局面が多かった
「相手のSBでなく、サイドハーフをケアしてから攻撃に出るようにと言われていたので、どうしても攻撃のスタートポジションが低くなってしまい、FWとの距離が遠くて、カウンターについていけない場面もありました」
しかし通常において、右サイドはドリブルなどで前へ進むサイド、左サイドは、守備にも対応してパスはクロスで相手を崩していくサイドである。
日本の場合、右SHと川澄選手の位置を苦労していろいろ試していたが、結局川澄選手の運動量と攻撃力の生きる左SHにすることにし、宮間選手を右SHにした。
そのためカナダ戦あたりはちぐはぐが目立ち、なかなか崩す形がつくれなかったが、決勝戦の得点は右サイドの宮間選手からのスルーパスから起点がつくれ、ようやくうまくいったといえるだろう。
オリンピック前から、川澄選手はINACでは右FWとなり相変わらずのスピードを見せている。
また鮫島選手はベガルタ仙台では左SHになるようだ。
ベガルタではすでに二部から一部入りを展望し、浦和との練習試合を行っている。
鮫島選手の入団によって二部ながらベガルタ仙台はメディアに頻繁に登場し、後期開幕には1万人の来場も予想されているという。
さらに東北放送で生中継されるとのことだ。
この2人はなでしこの選手の中でも人気を二分しているが、かたやトップクラブであり、かたやわざわざ二部クラブに入るという対照的な立場である。
鮫島選手が左で川澄選手が右なら両者のマッチアップのシーンも期待できる。
この2人の来期の対決はマスメディアがおおいにもりあげてくれそうだ。
本日第2記事に続く
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エンディングは秀作揃いの鮫島 彩MADCM作品より「TOYOTA MORE THAN BEST」
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