3月4日、キプロスカップ3回戦が行われ、フランス、カナダが決勝進出を決めた。
グループA
フィンランドースイス 3-1 イングランドーフランス 0-3
グループB
オランダーカナダ 0-1 イタリアースコットランド 2-1
グループC
ニュージーランドー韓国 1-1 北アイルランドー南アフリカ 0-2
オランダーカナダ戦は緊迫したゲームだったようだ。カナダ各紙によれば、今回GKで先発したMcLeodが活躍。特に70分の決定的なオランダのシュートをよく防いだとのこと。
カナダのゴールは後半、クロスから度々チャンスをつかみ、84分Zurrerが、SchmidtのFKからのクロスにヘッドでゴールし、勝負を決めた
フランスーイングランド戦は通信が悪く、切断されながらも根性で観た。しかしフランスとイングランドでこれほど差があるとは思わなかった。イングランドはほとんど試合をさせてもらえなかった。
イングランドの縦のパスを出すサッカーに対して、フランスは横にパスを出すサッカー。しかしテクニックの差があり、イングランドはなかなかパスを通してもらえない。<
対してフランスは、パスを通しながら、イングランドのほころびを狙う。
そのチャンスは意外と早くやってきた。前半12分、フランスのNecibが、GKが弾いたボールをダイレクトにミドルシュートを決めて先制ゴール
ゴールが決まれば、フランスは自陣内でカウンターの網を張る。
イングランドはフランス陣内に入れば、パスを出せば寄って来られてボールを奪われ、ロングボールもフランスのDFに取られ、ほとんどなすすべがない。パスの出しどころがなくなり、前に出しては寄られてバックパスの連続。
そうやって前半が終わったあと、後半50分、フランスにボールを奪われ、陣内に切り込まれるも、パスを出されるのを恐れて、イングランドはどんどん下がる。
そして、PK内で右サイドにパスを出されて、クロスからフランスのDelieがゴールで2点目。
2点を取られてイングランドは前に出るがFKをもらえるぐらいで、クロスからのヘッドぐらいしかチャンスがなく、80分にまたしてもカウンター。自陣から右サイドへすばらしいスルーパスが通って、そのクロスからのTineyのシュートをGKが弾くも、さらにシュートされて3点目。
ワールドカップではフランスが引き分けただけで驚きだった。それが半年余り。フランスは親善試合を重ね、両者の差はここまでなった。
これで、決勝はカナダーフランス。イングランドのダイレクトフットボールをさらに進化させた力のカナダと、イングランドを完封した技のフランスの戦いとなった。
三決戦は、イングランドーオランダ戦。はたしてイングランドはもちこたえるかイタリアに続いてオランダに食われるか
今日のエンディングもヴィーナスネタ。ワグナーのオペラ「タンホイザー」になぜか最初から出てくるヴィーナス。歌合戦で皆から嫌われたヴォルフラムに「帰りましょう」と歌う『愛しい人よ、あの洞窟をごらん』このオペラはどう見ても二股かけた男が女を不幸にして失敗するストーリーにしか見えない
放送予定
アルガルベカップ ドイツースウェーデン戦
3月5日(月)GMT14:30 日本23:30よりEUROSPORTにてLive
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