決勝でAlex モーガンショー 北中米予選決勝 | 1.FFC Frankfurtと世界の女子サッカー

1.FFC Frankfurtと世界の女子サッカー

このブログは日本女子代表熊谷 紗希選手
の所属する1.FFC Frankfurtと世界の女子
サッカー情報のブログ。
なでしこJapanからアメリカ、ドイツフランス
など欧米を中心とした女子サッカーの情報
を発信します、

ほぼ毎日3時間英語実況を聴いていると、やっぱり聴きとれるようになるもんだ

自分にしてはすばらしい文章を覚えたのでご紹介したい。


She is the difference maker


これが一般用語なのか、カナダのアナウンサーの造語なのか定かではないが、意味は「違いがわかる男の・・・」じゃない「違いをつくる女性」


決勝戦でアレックス・モーガンに言った言葉だが、この一言が決勝戦の全てを言い表していた


さて試合は、決勝戦のピッチに立ったときから


キタ━━━(゚∀゚)━━━!!って感じだ


誰しも最強と考えただろうWambachとMoganの先発2トップ目


スウェーデン戦グッド!でも使わず、ここまで予選でも使ってなかったから、もしや使えないのでははてなマークと思っても居たトランスフォーマー。某巨大掲示板ご推薦ブログによれば、Moganは「容姿もあって持ち上げられていたところに、さらに若いSydney Lerouxが出てきた」なんて書いちゃった人も居るにひひ


しかしドラゴンボールで言えば「ようやくオラの本気を見せるときが来たようだな」だっけはてなマーク

つまりUSAのスーパーサイヤ人モードいよいよ発動!?


試合開始はカナダが攻める。自陣左サイドからC. Sinclairに長いスルー、はオフサイド、カナダ得意の攻撃。
だが、いきなり4分、自陣から浮きパスが中盤に入り、さらにWambachがヘッドでつないで裏に飛び出すMoganビックリマークあっと言う間にDF3人を半ば強引にすり抜けると同時にシュートクラッカーUSA1点目目


がんばれ 1.FFC Frankfurt-モーガンゴール

モーガンの先取点 ©ConcacafTV

このときの気持ちをジョジョで言うならあれグッド!だった


「催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ」
って感じだろうか、な、何言ってんだかわかんねーと思うが。


付け加えれば、カナダのGKは控えのGK。正GKは多分メキシコ戦のときに痛めて交代したようだが。


とにかく4分、スラムダンク風に語るなら、「まだあわてるような時間じゃない」

しかしそれは始まりにすぎなかった。


再度Moganにボールが渡るも今度はDFでストップ、これはまだまだ、とカナダの選手も観客も気をとり直す。

そしてバイタルエリアでC. Sinclairに渡ると右へ行くと見せて180度ターンして左にパスでC. Julienが突っ込もうとするがSoloが飛び出してカット。さらにカナダ、左からのクロスが危うくゴールに入りそうになり、Soloが弾く。


しかし24分USA、後ろからのM. RapinoeのスルーパスをMoganがトラップしてそのままゴール右脇に侵入、皆が一瞬気をとられたわずかな隙にWanbachが動き、Moganからのパスにヘッドでゴールクラッカー2点目ビックリマーク

日本人なら忘れもしないワールドカップ決勝戦2点目のパターン叫び

さらにカナダが乱れている28分、C.Lloydのシュートがポストに当たったボールを瞬時に拾ったMoganが、さらに瞬時にWambachに横パスしてゴールクラッカー3点目

冒頭のアナウンサーの言葉がここで飛び出した。今日のMoganキレキレ目


しかしカナダも前半終了直前43分、C. Julienが今度はオフサイドなしでスルーをキャッチして左30度くらいからGK Soloと1対1ビックリマーク
だが、Soloがうまく距離を詰めてセーブビックリマーク


がんばれ 1.FFC Frankfurt-カナダのチャンス

カナダのチャンス ©ConcacafTV

実はすぐ後ろからC. Sinclairが走ってたんだけど、彼女じゃなくても気づかないのが世の常試合の常しょぼん


ということで。0-3でUSAリードで前半終了


後半WambachがL. Cheneyと交代ここでスーパーサイヤ人モード終了かと思いきや、もうちょっと続くんじゃよ。


カナダもK. KyleからM. Tancrediに交代。裏を狙って飛びだすもオフサイド。アナウンサーがいまいましげに「5times offsideむっ」とつぶやく。


そして56分、USA 自陣から左にロングボールはてなマークこれを右に居たMoganが斜めに走って誰よりも早くボールに追いつく目アナウンサーは「offsideビックリマーク」と叫ぶがスローでもオフサイドなし叫び
そのまま左を走ってPKエリア内で追いついたDFの前を横走りで右へ行ってシュート!!4点目クラッカー

アナウンサーたまらず今度は

She is Disasterドクロ」その気持ちすんごくわかる。


ここでスーパーサイヤ人モード一応終了

あとはUSAもA. Rodriguez.が攻撃したり、彼女と代わったS. Leroux が攻撃したりしたけど、カナダにとってはdifference makerとはいえず、さらにカナダも残念ながらここまで守備にひっぱりまわされると足にきて、C. Sinclair一人では崩せないうちにゲームセット。

ポゼッションはカナダ46%、USA54%。それで4点差とはMoganのdifference maker力がわかる。




がんばれ 1.FFC Frankfurt-表彰式

優勝したUSA ©ConcacafTV

予選とは思えないほどの表彰式が用意されてカナダには銀メダル、USAには金メダルと優勝カップ。そして贈呈と同時にスモークとミュージック。

ちなみに得点王はなしプンプンあったらC. Sinclairが受賞してカナダも喜んだろうに。


表彰式が終わってからアナウンサーが言う

「オリンピックは夏だから、そのときには別のこと(something difference)があるだろう

USAだってJapanに負けたんだし


ここまで引っ張ってJapanを持ち出すアナウンサーに脱帽にひひ


結論としては以下の3点


その1.カナダと違って日本には前線からのディフェンスと澤、阪口、岩清水 熊谷の門があり、さらにポゼッションを重視してコンパクトにパスをつなぐ日本のスタイルはこうやすやすとかいかないだろう。


その2.USAのスーパーサイヤ人モードは何試合続けられるのか、本戦では少なくとも2試合は超本気モードの戦いが必要。しかしお互い決勝までは当たりたくない相手だろう


その3.カナダの人たちは自国のチーム如何にかかわらず今度こそ決勝までサッカーを見て感動を共にできるだろう

残念ながら三位決定戦はなし。代わりにコスタリカチームのPV。大自然とカワイイチーム。まるで学園ドラマのような動画ラブラブ!に癒されてください





これにてオリンピックサッカー女子北中米予選終了

今日のエンディングは『ダンス・ウィズ・ウルブス

アメリカ大陸の雄大な大自然と開拓者たちと先住民を描いたアカデミー賞映画ですね。この戦いの締めくくりにふさわしいと思います。







このブログは一応毎日午後7時(日本時間)までには更新予定です

いつもたくさんのかたにおいでいただきありがとうございます。


できるだけ読者、なう、またはTwitter登録お願いします



Twitter