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整理はモノを仲間同士に分けることからはじまります。
どんな仲間が多いのか?自分が何を大事にしたいのか?
自分を知ることっておもしろい!

納得の間取り 日本人の知恵袋-日本人らしい生活空間とは (講談社新書)/吉田 桂二
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最近続けざまに読んでいる建築家の吉田桂二さんの本。

先日もうひとつのブログ「棟梁のお家訪問」 でもご紹介しました^^


間取りについての考察が深く意外な気付きやうなずけることが多く本当に勉強になっています。

家は家族のための空間であって

来客を想定して間取りを考えることは

家族の日々の暮らしまで圧迫してしまいかねない・・・

本にはそのような内容が随所に書かれています。


読めば当たり前のようなことですがなかなかそう割り切って考えられないことも

多いのではないでしょうか。


家を作る時に一番先に考えるのが間取りかもしれません。

間取りってなんだかとても興味を引きますよね。

新聞の折り込みに入ってくる不動産屋さんのチラシに

間取り図が載っているとつい目がそこに・・・

何でしょうね^^

小学生の頃から家にあった間取り集みたいな本を

ずっと見ていたことを思い出します。

間取り図には夢がたくさん詰まっていますね。

誰の家かもわからないのに

玄関から入って・・・・キッチンは・・・そうなんだ・・・・

二階には子供部屋・・・収納が小さいかな?とか・・・

それぞれの図面を見てるといろいろなことが思い浮かんで

時間があっという間に過ぎていきます。


話がだいぶそれてしまいました><


家族のための空間である家ですが

それでもいつか来るかもしれない

またはふいに尋ねて来られるお客様のことも気になります。


特に新しく家を建てる時にはもしもお客様が来たら・・?という設定で

間取りを考えたりもしますね。


それは整理収納のこととも共通していて

いつか使うかもしれない・・・・よく聞かれる言葉ですね。

間取りも片付けも、もしも・・・?という時のことを考え

その時に困らないように備えるという気持ちがもとになっていると思います。


片付けの場面で言うと食器棚の中に来客用のものがたくさんあったり

押し入れに来客用の布団一式や人数分の座布団が

何の不思議もなくしまわれていることも多いです。

それがお部屋がなかなかすっきりしないしないことにつながり

それを整理したら急に片付いた・・・などという例もたくさんあります。


よくよく考えてみたら来客用に・・と言っても家にそれほどの神経を使う

お客様が来られることはあるのでしょうか?

大体はいつもの生活圏の中にお通ししても大丈夫なお客様だと思います^^


お客さまって誰でしょう?


来客用の食器でも気に入っていればどんどん普段使いにする。

それを使うことで自分がすてきな気分になるほうがずっと良い気がします^^

来客用のにずっとしまってある布団もすぐに使える状態になっていなければ困ります。

ふかふかのお布団一式をレンタルしたほうが良い場合もあります。

座布団もそれを使う頻度を考え整理することも視野に入れます。


自分たちの生活を中心に間取りを考えモノを揃えること・・・

それは自己中心的ということではなく

訪ねて来られるお客様に個々のその暮らしぶりを感じてもらいながら

楽しい時間を過ごすことができたら

それだけでじゅうぶんなおもてなしだと思います。


吉田氏の間取りの本に中にドキっとする言葉が書いてありました。


「物を収納するために家を建てるわけではない」


辛口ですが深い言葉ですね。



当初の目的のお部屋が使われずに納戸化してしてしまう例は多くあります。

間取りの本を読みながら

家って何だろう?という想いを強くしました。


飾ることなく家族や自分が過ごしやすい場所であって

気持ちよい場所であること=お客様を迎えるにふさわしい場所

そう思うとなんだか気が楽になりませんか^^