■■杉浦日向子の江戸塾 - 江戸情緒に学ぶ 四文屋というお店がありました

 

 江戸のエコや風俗習慣などから、現代人は、エコという観点に絞っても学ぶところが多いと思っています。杉浦日向子の江戸塾から学ぶところは多く、話のネタとなります。エッセイ風というと大げさになりますが、独断と偏見で紹介してみたいと思います。

 

 私がはじめて杉浦日向子女史を知ったのは、「お江戸でござる」というNHKの番組でした。お酒が好きで、飾らない人柄、江戸時代に生きていたかのような話しぶり、そこから江戸のことを知ると、われわれ現代人に反省の機会が増えるような気がします。

 

 

 

■ 四文屋

 

 オリジンという総菜チェーン店をご存知の方も多いと思います。100グラム円で、いろいろなおかずを買うことができます。

 

 江戸時代の「四文屋(しもんや)」は、さしずめ今日のオリジンのようなお店です。煮売り屋とも呼ばれていたようで、何でも四文で買えます。芋の煮っころがしから大根の煮つけ、麩を煮たものまで何でもあったようです。

 

 江戸っ子のたんぱく源は豆腐でした。豆腐は切り売りされているので、江戸っ子は、豆腐が崩れないような容器を持って買いにいくのです。私が子供の頃も豆腐屋さんに鍋を持って買いに行った記憶があります。

 

 「一里腐屋」という「振り売り」が街の中を売り歩きます。売り声を出して売り歩くのですが、豆腐屋さん独特の笛は時代がもっと下ってからのようです。一豆腐屋さんの声が聞こえると「一丁おくれ」というふうに買っていました。

 

 合理性は、今日の商売人も顔負けで、月契約制度もありました。「わが家には毎日○刻頃、一丁を届けてくれ」というような約束して、定時に届けてもらう方法です。

 

<続く> 次回掲載をお楽しみに

 

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