世界とつながる方法 | 人と組織がうまくいくブログ

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部下と言葉が通じない・・チームになっていない・・
信頼で結びつき、社員が自走するあなたらしいリーダーシップに気付くヒントをお伝えするブログ

燃える集団を作る専門家 川添香です。

 

先日、ラスコー展に行きました。

これは、2万年前のクロマニョン人を再現した復元模型。

あまりに精巧すぎてドキッとします(笑)

(ここだけ写真OKです)

現代人と変わらない容姿ですよね。

 

ラスコー洞窟は保護のため、

今は閉鎖して誰も中に入ることはできないそうです。

 

展示してある壁画は、この展覧会のために

実物大で再現されたとのことですが、

特別な仕掛けがたくさんしてあって、かなり楽しめました。

 

ラスコー展でのメインはもちろん壁画なのですが、

石器の展示もあります。

こちらは出土した本物です。

 

こういったものを見るとき、思い浮かぶのは、

実際にこの道具を使っていた人がいるのだなあということ。

 

そう思うと、それが急にぬくもりのあるものとして

見えてくるから不思議です。

 

この小さな石器で肉を裂き料理をし、

人は命をつないできたのだなあと、

自分につながるプロセスとして

、とらえることができたり。

 

時空を超えて、クロマニョン人とつながる私って…

と思うと笑えちゃうのですが、

 

これ、今生きている現代の人々とつながってみる

ということができたらどうでしょう。

 

例えば、

このブログを書いているPCも

多くの人の手がかかって

私の前にやってきてくれています。

当たり前に乗っている電車や、

雨に当たらず歩ける地下道もそうです。

 

食べ物も洋服も・・・

 

そう思うと、

無機質なものにぬくもりをとり戻す感覚になり、

多くの人の手があって自分は生きていることに気づき、

感謝の気持ちが湧いてきます。

 

もっと視座を下して自分の周りに目を向けてみます。

すると、

いま目の前にいる人とのつながりも当たり前ではない

のだと思えてきます。

 

 

ラスコー洞窟の壁画の規模は

到底一人では描けるものではないでしょう。

顔料や、暗い洞窟内を照らすランプや、

高い壁に掛ける梯子なども多くの手があるのが予想できます。

 

壁画は

クロマニョン人の高度なチームプレイの

産物なのかもしれませんね。