燃える集団をつくる専門家 川添香です。
珍しくワイドショーを見ました。
ワイドショーはまだまだオリンピック!
メダル獲得の秘話を特集していました。
その中で、女子平泳ぎで金メダルに輝いた金藤選手のインタビューに思わず引き込まれました。。
彼女の話の中には、何度も、何度も「加藤コーチが、」と話が上ってきます。
どれだけ金藤選手が加藤コーチを信頼していたのかが伺われます。
そして、極めつけは
「自分以上に自分を信じてくれるひと」
と加藤コーチを表現したこと。
コーチの資格を取るために学び始めたころ、
「あなたはクライアントをどのくらい愛していますか?1から10で表現してみてください」
と問われました。
(へ?あい?アイ?愛ですか?)
正直なところ、違和感を感じました。だってクライアントでしょう?(笑)
でも、すぐそのあとに
「1から9だったら、即刻コーチをやめてください。常にコーチはクライアントを100%愛す存在です。」
と言われたのです。
ドキッとしました。これは生半可な気持ちではコーチングはできない…
私の中にしっかりとコーチングマインドのくさびが打たれた瞬間でした。
この「愛」の意味。今では、十分に理解しています。
クライアントの可能性を本人以上に信じて、100%の力で関わり続けること。
そんな存在が自分のまわりにいたなら、どんなに心強いことでしょうか。
落ち込んでいたら深く共感して話を聴き、立ち上がりを逃さず励まし、調子がいい時にも常に全体を見てフィードバックし、成果にはともに心から喜ぶ。
これは何もコーチに特筆されることではありません。
親や先生、そして部下を育てる上司・経営者にも言えることだと思うのです。
「あなたは社員をどのくらい愛していますか?1から10までで表現してみてください。」
さて、あなたはどんな数字が出たでしょうか。