マレーシアで魚に足を食われてみる | ワシントン通信 3.0~地方公務員から転身した国際公務員のblog

マレーシアで魚に足を食われてみる

 クアラルンプールの中心街に、商業床面積で世界で10番目に大きいショッピング・コンプレックスが5年ほど前にできたらしい。そう聞いて、Times Square というそのビルに行ってみたのです。ファッション関係のお店、飲食店、ホテル、エンターテインメント施設などが入っている複合商業施設ですが、そのお店の数に圧倒されてしまいました。その「Times Square」の中を当ても無くさまよっていると、何やら客引きに捕まってしまったのです。「フィッシュ・マッサージを試してみませんか」だって。


 以前インターネットで話題になっていたので、なんとなく興味はありましたが、まさか、こんなところで体験できるとは思ってもいませんでした。まず、シャワーで軽く足を洗ってから、魚が泳ぐ水槽に両足を突っ込みます。すると、めだかより少し大きいくらいの魚たちが、いっせいに僕の足をついばみ始めるではないですか。くすぐったいような、ちょっとチクチクするような、何とも表現できないような感覚。それほど快感とは言えないが、不快でもない。通称「ドクター・フィッシュ」というこの魚たち、古くなった皮膚の角質を食べてくれるのだそうです。おまけに足の血行がよくなるそうで、これまた結構。15分間、足の角質を食べてもらったら、本当に足がツルツルになったような気がしました(気のせいかも)。15分で12リンギット(300~400円くらい)でしたから、安いでしょ。

 ちょっと気になったのは、この魚のいる水槽に、全裸で浸かってみたらどうなるんだろうかということ。足だけじゃなく、全身の角質を食べてもらえば、全身がツルツルになるんじゃないか。そんなエステがどこかに存在するのかどうか。まあ、どうでもいいことかもしれませんが。