手裏剣はオリガミ・スター | ワシントン通信 3.0~地方公務員から転身した国際公務員のblog

手裏剣はオリガミ・スター

 先週、娘たちが通うワシントン近郊の小学校で「Multi-cultural Night(多文化の夕べ?)」というイベントがありました。これは、PTAが主催したイベントで、子供たちに多くの異文化に触れてもらおうという試みです。この小学校には、様々な国からアメリカにやって来た移民の子供たちや、大使館や国際機関に勤める外国人の子供たちが通っています。そこで、その親たちが自国の文化を子供たちに紹介するというイベントだったのです。

 当日は夜6時から、各国を代表する親たちが、小学校の校舎のあちこちで自国文化の展示会をしました。子供たちは、擬似パスポートを持って各国の展示を回り、パスポートにスタンプをもらって行くのです。どんな国が出展していたかというと、中国韓国インドネパール日本アルメニアメキシコハイチギリシャニュージーランドフィンランドドイツイタリアなどなど。ひとつの小学校に、こんなに沢山の国の子供たちがいるんですよ。日本の展示は、僕と妻がやりました。この小学校で日本人の子供は、うちの娘たちだけなんです。

 さて、僕たちが日本文化の展示で何をやったかを、紹介しましょう。まず、日本大使館やANAのオフィスでもらって来た日本関連のポスターを貼りまくりました。中には、パフィー 「クール・ジャパン」というポスターもありましたが、残念ながら、パフィーを知っている子はいないようでした(パフィーはアメリカでブレイクしているという報道もありますが、どこでブレイクしてるんだ?)。あとは、の使い方を教えるために、箸で豆を摘んでコップに入れる競争をしたり、寿司の模型を展示したり、定番の折り紙を教えたりしました。僕は、子供たちにあげようと、折り紙の手裏剣をあらかじめ沢山作って持って行ったのですが、これが凄い人気だったのです。子供たちは、この手裏剣を「オリガミ・スター(折り紙で作った星)」と呼んでいました。なるほど、そう言われれば星に見えますよね。