声に出して読みたい日本語に聞こえる英語 | ワシントン通信 3.0~地方公務員から転身した国際公務員のblog

声に出して読みたい日本語に聞こえる英語

 週末にあるパーティーでお会いしたアメリカ人女性が、「私の息子はカラテを習っていたことがあって、そのおかげで私は少し日本語を知ってるの」と言って近づいてきました。ちょっとその人(A氏とします)との会話を再生してみましょう。

A氏: 「You are welcome」は、日本語で「Don’t touch my mustache(髭に触るな)」と言うんでしょ。
K長: えっ、「You are welcome」「どういたしまして」ですけど。
A氏: ほら、あなた「Don’t touch my mustache」って言ったわ。

 う~ん、誰か「どういたしまして」が「Don’t touch my mustache」に聞こえる人、いますか?「どんいたっちましゅた」なら聞こえるかも知れませんけど。いずれにせよ、このA氏との会話、うちの娘達にはバカ受けしていました。

 似たような例では、「What time is it now?」「掘った芋いじるな」に聞こえるというのは、よく言われることですよね。あるいは、「おはよう」が「Ohio(州名)」に聞こえるということで、「日本語での朝の挨拶は州名だ」と覚えていたアメリカ人が、どこの州名かを忘れて「オハイオ」と言わずに別の州名を言ったとか、「ありがとう」が「Alligator(ワニ)」に聞こえるということで、「日本語での感謝の言葉はワニだ」と覚えていたアメリカ人が、「アリゲーター」と言わずに「クロコダイル」と言ったなどという笑い話なら聞いたことがあります。

 でも、「どういたしまして」=「Don’t touch my mustache」というのは初めて聞きました。さあ、ちょっと声に出して順番に何度か読んでみてくださいな。



「どういたしまして」 「どういたしまして」


「Don’t touch my mustache」 「Don’t touch my mustache」



 どうですか。同じように聞こえましたか。もし、聞こえなくても、大丈夫ですよ。きっと、それが普通ですから。
これ以外にも、日本語に聞こえる面白い英語、あるいはその他の外国語をご存知の方がいたら、是非教えてください。