暑いワシントンのクールビズ | ワシントン通信 3.0~地方公務員から転身した国際公務員のblog

暑いワシントンのクールビズ

 全米を猛暑が襲っています。ワシントンも連日、華氏で100度に迫る暑さ(摂氏37~38℃)。昨日、今日は「外出を控えるように」という熱波注意報が出されました。今週のこの熱波のため、ホームレスやお年寄りなど、全米で30人近くが亡くなったそうです。

 こう暑いと、地下鉄の駅まで10分くらい歩いただけで、もう汗ダクになります。当然、ジャケットやネクタイなんか着用していなくてもそうなのです。日本でも今年から「COOL BIZ (クールビズ)」 なんて呼んで、夏はノージャケット、ノーネクタイが推奨されてるようですが、世銀でいわゆる夏場の「ビジネス・カジュアル」が始まったのはいつだったかな。少なくとも5~6年は前の話です。それでも、理事会の出席やクライアントとのミーティングがある場合には、普通のビジネス・スーツが必要とされています。

 さて、この「ビジネス・カジュアル」の定義は何なのかと思い、「business casual」で検索して、いろいろな英語のサイトで確認してみました。まあ、定義なんてあってないようなもので、組織や業務内容、時と場合にもよるのでしょうが、大体以下の様な服装を男性用の「ビジネス・カジュアル」と呼ぶようです。

シャツは夏でも長袖が望ましい。白かブルー系、派手すぎないストライプ。
ズボンは折り目のある長ズボン。ジーンズはダメ。
ベルトと靴は革製。スニーカーやサンダルは不可。
ソックスはダーク系の色。

 日本の「クールビズ」も、こんな感じでしょうか。ちなみに、ワシントンの街を歩くビジネスマンを最近観察していましたが、この熱波でもきちんとスーツを着てネクタイを締めている人が2~3割くらいはいますね。そして、ジャケットは着ていなくても、ネクタイだけ付けている人が、さらに3割くらいはいます。従って、いわゆる「ビジネス・カジュアル」を実践している人は4~5割くらいです。この割合は、ワシントンの中心部に特有のもので、都市によっては大きく異なると思われますけど。