『ティモシー・アーチャーの転生』 フィリップ・K・ディック | たまらなく孤独で、熱い街

『ティモシー・アーチャーの転生』 フィリップ・K・ディック

ティモシー・アーチャーの転生〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)

ティモシー・アーチャーの転生〔新訳版〕
著者:フィリップ・K・ディック

訳者・後書:山形 浩生

(ハヤカワ文庫SF)

初版:2015年11月25日

(1984年10月にサンリオSF文庫より刊行)

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1982年3月2日に53歳で亡くなったディックの『ヴァリス』『聖なる侵入』に続く三部作完結編にして遺作。

女性の一人称のせいか訳文のせいか、序盤はまごついて読んだ。

ようやく宗教というか霊的なものに決別がつけられたようにも受け取れるがどうなんだろう。

『ブレードランナー』を皮切りに原作の映画化が始まり、これからという時に亡くなられたのは本人にとっても無念だと思う。

生まれ変わったディックの新作を読みたかったぜ。