『少女キネマ~或は暴想王と屋根裏姫の物語~』 一 肇 | たまらなく孤独で、熱い街

『少女キネマ~或は暴想王と屋根裏姫の物語~』 一 肇

少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語 (角川文庫)

少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語
著者:一 肇

(角川文庫)

初版:2017年2月25日

(2014年2月にKADOKAWAより刊行)

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モリミを連想するような浪漫あふれる小説でした。

二浪して東京の某大学に入学した主人公。

定番のボロ下宿に落ち着くことになったが、天井裏には5年も住んでいるという不思議な女子高校生・さちがいた・・・。

前半はドタバタ調だったが、いつのまにか高校時代の友人の死や、友人が遺した未完の映画の謎に迫るミステリにもなっていて、のめり込んで読み終えました。

なかなか拾い物の一冊でした。