『さよなら、シリアルキラー』 バリー・ライガ | たまらなく孤独で、熱い街

『さよなら、シリアルキラー』 バリー・ライガ

さよなら、シリアルキラー (創元推理文庫)

さよなら、シリアルキラー
著者:バリー・ライガ

訳者:満園 真木

解説:若林 踏

(創元推理文庫)

初版:2015年5月15日

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2012年の作。

内容にもよるけど、シリアルキラーものやサイコキラーものは苦手な部類なのだが、YAらしいからそれほどでもないよなと読んでみたら・・・

100人以上を殺した連続殺人犯の父親に、シリアルキラーになるための心技体を徹底的に叩き込まれて育ったジャズの地元で連続殺人が発生してしまう。

殺人者になるかもしれない恐怖と常に戦っているジャズの唯一の親友は血友病で恋人は黒人というマイノリティ故のハンデを背負って生きている3人のそれぞれの青春が読ませるのだが、やはりシリアルキラーものは受け付けがたい。