『のぞきめ』 三津田 信三 | たまらなく孤独で、熱い街

『のぞきめ』 三津田 信三

のぞきめ (角川ホラー文庫)

のぞきめ
著者:三津田 信三

解説:東 雅夫

(角川ホラー文庫)

初版:2015年3月25日

(2012年11月に角川書店より刊行)

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「覗き眼」と当てるのが一番しっくりくるが、四六時中誰かの視線を感じていたら神経も参るだろうな。
二部構成で、第一部は現代が舞台で視線というある種の妖怪に悩まされる恐怖。
第二部は同じ場所だが時を遡りとある旧家の謎に迫る。
最後に作者と思しき人の謎解きらしき解釈があるが、一般に敷衍できるものではないだけにインパクトが(要するに怖さが)少し足りない感じ。