『美森まんじゃしろのサオリさん』 小川 一水 | たまらなく孤独で、熱い街

『美森まんじゃしろのサオリさん』 小川 一水

美森まんじゃしろのサオリさん

美森まんじゃしろのサオリさん
著者:小川 一水

(光文社)

初版:2015年6月20日

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「まんじゃしろのふしみさん」

「いおり童子とこむら返し」

「水陸さんのおひつ抜き」

「救母ヶ谷の武者烟」

「美森まんじゃしろの姫隠し」

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『天冥の標』の9巻目に行く前にこちらを読む。

田舎は田舎でも近未来の田舎。

なんでも屋の岩室猛志と女子大生の貫行詐織が竿竹室士というユニットを組んで事件の解決に当たる。サオリのサは詐欺の詐、とくれば何かが隠されているだろうことは想像がつくが、理想的すぎる田舎にやや面食らう。

かなり緩いお話でしたが、「ほっ」とする部分も多くて楽しめました。

まあ、この程度の嘘つきの女性に目くじらたてることもありますまい。