『死のドレスを花婿に』 ピエール・ルメートル
死のドレスを花婿に
訳者・後書:吉田 恒雄 解説:千街 晶之 (文春文庫) 初版:2015年4月10日 (2009年7月に柏書房より刊行) |
2009年の作。
ある男女二人の物語なのだが、「ソフィー」の章で余りの読みにくさに閉口しつつも何とか終えてやれやれと「フランツ」の章へ入ったら「あり得ないだろ」とツッコまずには読めない展開に・・・。
リアルなリアリティ(これ日本語?)を期待している訳ではもちろんないけれど、この荒唐無稽なストーリーをなんとしょう。
『その女アレックス』も度を過ぎた展開だったし、これがルメートルなんだと言われれば反論のしようもないが。