『魔術師が多すぎる』 ランドル・ギャレット
魔術師が多すぎる
訳者:皆藤 幸蔵 解説:都筑 道夫 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 初版:1977年7月15日 |
1966年の作。
こちらは長篇。
そのため、密室殺人・英仏帝国とポーランドとの確執・スパイ・二重スパイ・秘密兵器などがでてきて、いささか冗長ではあったが楽しめました。
魔術がどこまでできるのかが把握してないので面食らうところもありましたが、あくまでも補佐にとどめているのですね。
傑作かどうかは微妙ですし密室殺人の解明も脱力ものでしたが、久住四季の『トリックスターズ』も魔術を使っているそうなので、そちらも楽しみ。