『凍りついた空 -エウロパ2113 -』 ジェフ・カールソン | たまらなく孤独で、熱い街

『凍りついた空 -エウロパ2113 -』 ジェフ・カールソン

凍りついた空 エウロパ2113 (創元SF文庫)

凍りついた空 エウロパ2113
著者:ジェフ・カールソン

訳者・後書:中原 尚哉

(創元SF文庫)

初版:2014年10月31日

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2012年の作。

目次を見たところでは、エウロパの厚い氷の中をなんとか下った先の「海」で独自に進化した海洋生物に遭遇するのかなと思い込んでいたら、いきなり探査開始から未知の生物に襲われてしまった。

はっきり言ってこのパートが一番面白い。

中盤は未知の生物「サンフィッシュ」を巡っての地球各国の政治的な思惑が大部分でちょっと退屈。

終盤は「サンフィッシュ」が知的生物かどうかというところで、主人公が必死に知的なところを見つけようとしますがどうなることやら。

人間に翻弄される彼らが気の毒。

で、氷の下の「海」にも後日到達するのかな、付き合いきれないけど。