『殺人者は眠らない』 ウィリアム・カッツ | たまらなく孤独で、熱い街

『殺人者は眠らない』 ウィリアム・カッツ

殺人者は眠らない

著者:ウィリアム・カッツ

訳者:飛田野 裕子

解説:香山 二三郎

(扶桑社ミステリー)

初版:1990年4月25日

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1988年の作。

男は「仕事」をするうえで隣に住むおせっかい焼きの女が邪魔だが、もしかして警察が監視に送り込んだのかもしれないと思ってしまう。

不眠症の女は時折夜遅くに帰宅する男に関心を寄せ、もしかして男に惚れられているかも、と男の些細なことにも強い関心を持つ。

殺人鬼の男とお花畑の女。

まさに両極端の2人だが、この先はどうなるのかとページを繰る手が止まらない・・・はずなのだが、いささか読むのがしんどかった。