『首無の如き祟るもの』 三津田 信三
首無の如き祟るもの
解説:柄刀 一 (講談社文庫) 初版:2010年5月14日 (2007年5月に原書房より刊行) |
参りました。
前に読んだ『禍家』が今ひとつだったので、これもおどろおどろしいだけのモノだろうと高をくくっていたら、終盤にカウンターを食らいました。
さまざまな不可能とも思える謎が、たった一つのキーワードでストンと落ちる快感よ(言われるまでその可能性を考えも気づきもしなかったが)。
シリーズものとは知らなかったので刀城言耶って誰やねんと思ったが、逆に知らなかったのでラストも素直に読めたかも。