『道を視る少年』(上・下) オースン・スコット・カード | たまらなく孤独で、熱い街

『道を視る少年』(上・下) オースン・スコット・カード

道を視る少年(上) (ハヤカワ文庫SF)

道を視る少年(上)
著者:オースン・スコット・カード

訳者:中原 尚哉

(ハヤカワ文庫SF)

初版:2014年2月25日

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道を視る少年(下) (ハヤカワ文庫SF) 道を視る少年(下)
著者:オースン・スコット・カード

訳者・後書:中原 尚哉

(ハヤカワ文庫SF)

初版:2014年2月25日

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2010年の作。

各章のイントロで語られる、虚空を突き進む宇宙船。

本文で語られる、中世の頃と思しき世界。

イーガンほどは捻ってないだろうから、この二つがどう結びつくかはある程度想像がつく。

本文での少年の活躍がメインで、父を亡くし遠方に住んでいる母と姉に会いに旅に出るところが結構面白い。

時間に関する謎めいた能力もあったりして一本調子になってない。

父は色々な状況を考えて少年に教育をしたのだろう。

それにしても、イントロの訳分からん状況は質量不変の法則に反しないのか?

本文も念入りにチェックすれば、タイムパラドックスがでてきそうな気も。

まあ、面白かったからいいけど、『エンダー』同様1作で十分に堪能したので続きが出てもパスだな。