『嘘つき探偵・椎名誠十郎』 二丸 修一
嘘つき探偵・椎名誠十郎
(アスキー・メディアワークス文庫) 初版:2015年4月25日 |
畏れ多くも「椎名誠」の名を使った探偵と、「ウソを見破れるのは、一流の嘘つきだけ」という帯の文句に惹かれて購入。
世に美女の登場するミステリはたくさんあるが、今度はイケメンの登場。
しかも「おとぎ話の王子様がそのまま出てきたような美形の青年」と来たもんだ。
と、出足は期待度ゼロで読み始めたが、これが意外と面白かった。
「嘘憑き事件」を追う嘘つき探偵と堅物刑事。
ルームシェアしていた友人の捜索依頼に来た貧乏少女。
3人の掛け合いも良かったし、話の流れもなかなか。
拾い物の一冊ということで。