『世界が終わってしまったあとの世界で』(上・下) ニック・ハーカウェイ | たまらなく孤独で、熱い街

『世界が終わってしまったあとの世界で』(上・下) ニック・ハーカウェイ

世界が終わってしまったあとの世界で(上) (ハヤカワ文庫NV)

世界が終わってしまったあとの世界で(上)
著者:ニック・ハーカウェイ

訳者:黒原 敏行

(ハヤカワ文庫NV)

初版:2014年4月25日

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世界が終わってしまったあとの世界で(下) (ハヤカワ文庫NV) 世界が終わってしまったあとの世界で(下)
著者:ニック・ハーカウェイ

訳者・後書:黒原 敏行

(ハヤカワ文庫NV)

初版:2014年4月25日

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2008年の作。

読む前は『ザ・ロード』みたいなのかなとも思ったが、違いました。

もっと饒舌でした。

第1章を読んだところでは〈〉付きでポイントになりそうな言葉がいくつかでてきたが、とりあえずは『恐怖の報酬』のように進むのかと思いきや、第2章以降は語り手の子供時代からの話になって少々ガックリ。

だが、きっとこれが後になって効いてくるんだな、と観念した。

で、現在へ戻ったところでやっと『恐怖の報酬』かと思ったら、そこら辺に作者の興味はないらしく意外な展開が待っていた。

オメラス的なところもあるし、とにかく長いけども飽きさせない。

私にとって、キングの息子は合わなかったが、ル・カレの息子には今後も期待したい。