『ファンタジスタドール イヴ』 野﨑 まど | たまらなく孤独で、熱い街

『ファンタジスタドール イヴ』 野﨑 まど

ファンタジスタドール イヴ (ハヤカワ文庫JA)

ファンタジスタドール イヴ
著者:野崎 まど

解説:谷口 悟朗

(ハヤカワ文庫JA)

初版:2013年9月25日

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「ファンタジスタドール」がなんなのか分かりませんでしたが、前日譚ということで結論が先にありきのような感じ。

途中までは大正か昭和初期のような雰囲気でしたが、タバコが1400円というところで未来だったのかとやっと気づく。

ラストは駆け足のようでしたが、作者の違う面も見られたような気がして満足です。

なんとなく(全然関係ないけど)山田正紀の『アイドロイド・ユイ』を思い出す。

文庫化しないかな。

血が吹き出そうな切れ味は抜群だが、もう時代とそぐわないから無理か。