『11の物語』 パトリシア・ハイスミス | たまらなく孤独で、熱い街

『11の物語』 パトリシア・ハイスミス

11の物語 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

11の物語
著者:パトリシア・ハイスミス

訳者:小倉 多加志

解説:関口 苑生

(ハヤカワ・ミステリ文庫)

初版:2005年12月15日

(1990年6月にミステリアス・プレス文庫にて刊行)

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「かたつむり観察者」

「恋盗人」

「すっぽん」

「モビールに艦隊が入港したとき」

「クレイヴァリング教授の新発見」

「愛の叫び」

「アフトン夫人の優雅な生活」

「ヒロイン」

「もうひとつの橋」

「野蛮人たち」

「からっぽの巣箱」

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「かたつむり観察者」や「クレイヴァリング教授の新発見」も勿論いいけれど、壊れたような人物のありさまがジワジワと胸にしみる。

90年代に爆発的なブームがあったということは、そのほとんどを入手できないこともないと思うが、続けて読むとこちらが参ってしまいそう。

手持ちのもう一冊を読んでから考えるか。