『アンドロイドの夢の羊』 ジョン・スコルジー | たまらなく孤独で、熱い街

『アンドロイドの夢の羊』 ジョン・スコルジー

アンドロイドの夢の羊 (ハヤカワ文庫SF)

アンドロイドの夢の羊
著者:ジョン・スコルジー

訳者・後書:内田 昌之

(ハヤカワ文庫SF)

初版:2012年10月15日

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2006年の作。

タイトルは当然ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』から来ているが、オマージュと言うほどでもないか。

『老人と宇宙』でも感じたが、ツボを押さえている感じで好感が持てます。

最初のエピソードから読者をいかに楽しませるかに気を配っているようで、あれよあれよと引きずり込まれてしまいました。

ラストは毀誉褒貶がありそうですが。

もっとユーモアに徹した作品もあるようで、翻訳されるのが楽しみです。