『陸軍士官学校の死』(上・下) ルイス・ベイヤード | たまらなく孤独で、熱い街

『陸軍士官学校の死』(上・下) ルイス・ベイヤード

陸軍士官学校の死 上 (創元推理文庫)

陸軍士官学校の死 上
著者:ルイス・ベイヤード

訳者:山田 蘭

(創元推理文庫)

初版:2010年7月16日
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陸軍士官学校の死 下 (創元推理文庫) 陸軍士官学校の死 下
著者:ルイス・ベイヤード

訳者:山田 蘭

解説:川出 正樹

(創元推理文庫)

初版:2010年7月16日
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2006年の作。

題名通りにウエストポイントにある陸軍の士官学校が舞台。

そして、そこの学生と言うか士官候補生に若きエドガー・アラン・ポオが。

候補生の一人が絞殺され、さらには心臓を抜かれた姿で発見された。

士官学校の存続に関わるので、学校側は内密に犯人を見つけようと早期に警官を辞したランダーに依頼。

ランダーは協力者にポオを。

ランダーの一人称とポオが書く調査結果のふたつで物語は進む。

前半はポオが出会ったリーという女性への恋心が微笑ましいが、捜査は進まず。

後半はガラッと雰囲気が変わり、なるほどそうきましたか。

話がなかなか進まない割には読みにくくないし悪くない。