『ガラスの鍵』 ダシール・ハメット | たまらなく孤独で、熱い街

『ガラスの鍵』 ダシール・ハメット

ガラスの鍵 (光文社古典新訳文庫)

ガラスの鍵
著者:ダシール・ハメット

訳者・後書:池田 真紀子

解説:諏訪部 浩一

(光文社古典新訳文庫)

初版:2010年8月20日

(1954年9月に早川書房より刊行)

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1931年の作。

ハメットは『マルタの鷹』を大昔に読んだ気がしたが、いつだか本をチェックした時に見当たらなかったので読書メーターに登録はしてない。

もしかしたら映画で見ただけかも。

 

有名なコンチネンタル・オプもサム・スペードも出てきません。

ネッド・ボーモントという、顔役の片腕か相棒みたいなスタンスの男が主人公。

一切の心理描写を排したストーリーは当時としては斬新だったでしょうが、読者には受け入れがたかったかも。

そのせいなのかどうか分かりませんが、いささか緊迫感に欠けたような。