『大きな森の小さな密室』 小林 泰三
大きな森の小さな密室
解説:福井 健太 (創元推理文庫) 初版:2011年10月21日 (2008年2月に東京創元社より『モザイク事件帳』にて刊行) |
「大きな森の小さな密室」
「氷橋」
「自らの伝言」
「更新世の殺人」
「正直者の逆説」
「遺体の代弁者」
「路上に放置されたパン屑の研究」
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読んでいてふと思った。
作者はどこまで真面目に書いているのだろう。
真面目=シリアス、不真面目=ハチャメチャ、ではなくて。
真面目にハチャメチャを書いていることもあるだろう。
今まではほとんどが読み流してしまったのだが、読者を引っ掛けるために「真面目」に書いたのもあったかも。
そう思うと読み流すのは惜しい気もするが再読する気力もないし。
「遺体の代弁者」のラストのような分かりやすいのは笑えるが、他にも引っ掛けや地雷があったかも。
ところで『密室・殺人』のネタバレになってないかい。
忘れてしまったから私はどうでもいいが、これから読もうという人もいるかもよ。