『新世界より』(全3巻) 貴志 祐介
新世界より(上)
(講談社文庫) 初版:2011年1月14日 (2008年1月に講談社より刊行) |
新世界より(中)
貴志 祐介 (講談社文庫) 初版:2011年1月14日 (2008年1月に講談社より刊行) Amazonで詳しく見る by G-Tools |
新世界より(下)
貴志 祐介 (講談社文庫) 初版:2011年1月14日 (2008年1月に講談社より刊行) Amazonで詳しく見る by G-Tools |
第29回日本SF大賞受賞作。
貴志祐介の本を読むのは『黒い家』以来です。
1000年後の世界。
結界に守られた、呪力が支配し科学技術とは無縁なような村。
子供たちも12歳頃になると呪力(超能力)が芽生える。
村の周辺にはバケネズミなどの奇妙な生物が。
大人たちが恐れる「悪鬼」「業魔」とは。
1000年の間になにがあったのか。
主人公たちが夏季キャンプで「あるモノ」に遭遇した時から一気呵成に物語は進みます。
この世界の生い立ちの謎の解明と、主人公たちの成長の話が上手くミックスされて、上質のエンターテインメントになってます。
不満がないこともないですが、圧倒的な迫力を前にしては霞んでしまいますね。